ホ族 金属器 銅矛 | ニ族 稲作 銅鐸 | ヒ族 太陽信仰の司祭 | モ族 ムラの首長 | ス族 敗北した部族 |
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ヌ 玉(に) | ヌヒ 「ぬひ」=奴婢 「にひ」=新 「のび」=昇・伸 「のい」=仰向け | ヌモ 「ぬみ・ぬま」=要害 「なま」=生 鈍る・訛る 「のむ」=祈む | ヌス 「ぬし」=主 |
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カ 神・代表 讃える物 | カホ 「かほ」=顔 九州・四国には 顔が四つあった | カニ カニ信仰(?) 参考コラム | カヒ 「かひ」=甲斐 (効果・価値) | カモ 「かも」=鴨・賀茂・上 (支配者と民の 上下関係の起源) 参考コラム 「おおきみ(大王)」が 崇拝されて、 「神」の意味になる 「かも居」=鴨居 =かむい=神 =とりい=鳥居 | カス シモ 「かず」=数 (大勢) 「しも」=下 「くし」=櫛・奇し 「かす」=糟 (後世の蔑称) |
コ 祭祀 | ホコ 「ほこ」=矛 銅矛祭祀 | ニコ・ニキ 「にこ」=にき(和) 「にぎしね」=和稲 ナキ 「さなき・ぬで」=鈴・鐸 「なく」=鳴る・鳴く 「なご」=和む 銅鐸祭祀 | ヒコ 「ひこ」=日子 「ひめ」=日女 | モコ 「もこ」=婿・相手 相手=神か? | スコ 「すが・すげ」=菅 (草製品) 「すがた」=姿 「すご」=凄い 「すこ」=少し 「すく」=好く 「すか」=須賀 |
ク 国名 | クホ 「くぼ」=窪 | クニ 「くに」=国 | クヒ 「くび」=首 食ひ・悔い 「首を取る」 (後世の蔑称) 大山咋 (おおやまくひ) | クモ 「くも」=雲・蜘蛛 出雲・土蜘蛛 (後世の蔑称) | クス 「くず」=国巣 (先住民) 「くす」=屈す・屑 (後世の蔑称) |
首長名 | ホホデミ 神武の祖 | ニニギ 「ねぎ」=禰宜 | ハヤヒ ハヤヒ「や」=矢 「ゆみ」=弓 「はや」=羽羽矢 「はやひ」=速い 「はやる」=流行 ニギハヤヒ 「穣+羽矢+日」 | オオナモチ ムラジ 「むらじ」=連 | スサノヲ スグリ シキ 「すぐり」=村主 「すくね」=宿禰 「しき」=スクの転 「しきる」=仕切る 磯城彦 兄磯城・弟磯城 八十猛 椎根津彦 スクナヒコナ サルタヒコ |
尊称 残存語 |
オホ | クニ | ヒコ | カミ | ヌシ |
ホ族 | ニ族 | ヒ族 | モ族 | ス族 | |
ラ 平地 住居 | ホラ 「ほる」=掘る 開墾・原? | ニラ・ナラ 「にらぐ」=鉄を鍛え 伸ばして平らにする 「なら」=均す・奈良 | ヒラ 「ひら」=平 滋賀県・比良 「ひはれ」=磐余? | モラ 「むれ」=群れ・村 「むろ」=室 | スラ・シラ シロ 「さら」=更・皿 平らなもの 「しら」=白 まっさらなもの 「しろ」=白・城・代 |
チ 「千」=多い 「地・血」= 結びつける | ホムタ ホムチ→ホムタ 応神天皇 | ナムチ ニムチ→ナムチ オオナムチ | ヒムチ オオヒルメムチ | モチ モチ(持・餅)→ムチ(睦) | サチ スチ→サチ(幸) |
尊称 中心で 支えるもの | カホ・クホ ホコ 顔・久保 「ほほ」=頬 「ほこ」=矛・誇 | カニ・クニ 国・カニ信仰(?) 参考コラム | カヒ・クヒ 甲斐・首・大山咋 (おおやまくひ) | カモ・クモ モノ 上・神・雲・蜘蛛・物 蜘蛛=巣の中心 | ヌシ・クシ カシ・ハシ 主・櫛・橿原・箸墓 「かしら」=頭 「はしら」=柱 |
首長名 | ヤチホコ ヒコホホデミ | オオクニヌシ ニニギ・ネギ(神官) | オオヤマクヒ ニギハヤヒ | オオモノヌシ 久米(くめ) | コトシロヌシ オオヌシ・スサノヲ |
タマヨリヒメはワタツミの娘で、姉のトヨタマヒメは、 ニニギの子のヒコホホデミと結婚する。 トヨタマヒメが、出産する時に、 八尋和邇(ヤヒロワニ)に化身した姿を見られて、 海に帰ってしまったので、代わりに、 トヨタマヒメが、子供を育てることになる。 その、子供(ウガヤフキアエズ)と結婚して、 後の神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)を産む。 タケタマヨリヒメ 賀茂建角身命(かもたけつぬみ)の娘の、 タケタマヨリヒメは、石河の瀬見の小川で、 丹塗矢(にぬりや)を拾い、床辺に置いたところ、 丹塗矢は、神の化身だったために身ごもり、 賀茂別雷(かもわけいかづち)を産む。 父神は誰かわからないが、火雷神(ほのいかづち)とされる。 「秦氏本系帳」では、大山咋(おおやまくひ/松尾大社)とされる。 大山咋は、山末大主神(やますえのおおぬしのかみ)とも。 イクタマヨリヒメ 古事記によると、イクタマヨリヒメは、容姿端麗な娘だった。 毎夜、若者が通ってきて、結婚して身ごもる。 両親が、正体を探ろうとしたところ、 蛇に化身した三輪山の大物主神だとわかる。 また、古事記では、大物主神は丹塗矢に化身して、 セヤダタラヒメを娶っている。 娘のホトタタライススキヒメ(ヒメタタライスケヨリヒメ)は、 神武天皇の妃になる。 日本書記では、大国主の子のコトシロヌシが、 ミシマミゾクイミミと結婚して生まれた、ヒメタタライスズヒメが、 神武天皇の妃になったとされる。 |
カモ系・国つ神 | 外つ神 | ||
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タケタマヨリヒメ 巫女 |
オオヤマクヒ 大山咋 日吉大社 |
タケタマヨリヒメ 巫女 |
ホノイカヅチ 火雷大神 葛城坐火雷神社 |
カモワケ? カモ系の神 | ホアカリ 彦火明命=海部氏の祖 ニギハヤヒと同一とも |
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カモワケイカヅチ 賀茂別雷命 賀茂別雷神社(上賀茂神社) |
ヒ系 | ヒカリ→イカリ→アカリ イカヅチ ハヤヒ ヒハレ→イワレヒコ |
ニ系 | ニニギ |
ニ系+ヒ系 | ニギハヤヒ |
ホ系 | ホホデミ |
ヒ系+ホ系 | ヒコホホデミ |
ホ系+ヒ系 | ホアカリ ホノイカヅチ |
カモ系・国つ神 | 外つ神 | ||
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タゴリヒメ 田心姫(宗像三神) |
オオクニヌシ 国つ神 |
? 巫女 |
ツヌ? 外来の神? |
カモノオオカミ 迦毛之大御神 高鴨神社 | アカリ? ヒカリ→イカリ→アカリ→イカヅチ 「ヒ系」の神? |
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カモタケツヌミ 賀茂建角身命 賀茂御祖神社(下賀茂神社) |
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タケタマヨリヒメ 巫女 |
オオヤマクヒ 大山咋 日吉大社 |
タケタマヨリヒメ 巫女 |
ホノイカヅチ 火雷大神 葛城坐火雷神社 |
カモワケ? カモ系の神 | ホアカリ 彦火明命=海部氏の祖 ニギハヤヒと同一とも |
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カモワケイカヅチ 賀茂別雷命 賀茂別雷神社(上賀茂神社) |
(都怒我阿羅斯等) 別名、アメノヒホコ(天之日矛・天日槍)とも言われる、新羅皇子。 古事記・応神記では、 新羅の阿具奴摩(あぐぬま)で、昼寝をしていた女が、 日光を浴びたことで、妊娠し、「赤玉」を生む。 アメノヒホコは、牛と引き換えにその「赤玉」を手に入れる。 手に入れた「赤玉」を床に置くと、玉は美しい娘に変わった。 アメノヒホコは、娘を娶ったが、 その後、娘は、アメノヒホコの暴力にあい、 親の国(日本)へと、小舟にのって帰ってしまう。 アメノヒホコは妻を追うが、難波を通れず、但馬国にたどりつく。 日本書記・垂仁記では、 ツヌガアラシトは、日本の聖王に会いにくるが、 穴門(長門)で追い返され、出雲国を経て、越の国の笥飯(けひ)の浦についた。 そこを、角鹿(敦賀)と呼んだという。 一説には、ツヌガアラシトは、「白玉」の化身の娘を追ってきた。 娘は、難波に至って、「比売語曽社(ひめごそのやしろ)」の神となった。 また、豊国の国前群にいって、「比売語曽社」の神となった。 そして二ヶ所で祀られている。 また、但馬国に住んだアメノヒホコは、 出石の人、太耳の娘、麻多烏(またお)を娶った。 子孫の田道間守(たじまもり)は、垂仁天皇の勅命で、 不老不死の果実「非時香菓」(ときじくのかぐのみ)を探し求めて、 常世の国へ旅立ったが、本土に戻ったとき天皇はすでに崩御されていた。 田道間守は、三宅連の祖であるという。 非時香菓は、橘(みかん)らしい? アカルヒメ (阿加流比賣) アカルヒメは、アメノヒホコの妻だったとされる。 以下の神社で祀られている。 「比売語曽神社(大分県)」 「赤留比売命神社(大阪府)」 「姫社神社(岡山県)」 鉄の道にあるとも言われる。 また、「媛社神社(福岡県)」では、 饒速日命・織女神を祀っている。 別名、「七夕神社・棚機神社」とも呼ばれ、機織の神である。 織姫、牽牛の七夕伝説の地であるという。 アメノヒホコが、牛と引き換えに、 赤玉の娘を手に入れた伝説と符号する。 アマテラスの側近の機織の神、稚日女(ワカヒルメ)が、 スサノヲの暴力によって死んだ神話とも符号するという。 スサノヲは渡来系の神という説もある。 |
シタテルヒメ 比売許曽神社 | ←婚姻→ | 天稚彦 高鴨神社 | ←似ている→ | アヂスキタカヒコネ 高鴨神社 |
アカルヒメ 比売語曽神社 | ←婚姻→ | 天日槍 出石神社 | ←同一人物?→ | ツヌガアラシト |
カモ系・国つ神 | 外つ神 | ||
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タゴリヒメ 田心姫(宗像三神) |
オオクニヌシ 国つ神 |
白玉を生んだ女 日光で白玉を生んだ |
ツヌガアラシト 新羅皇子 |
カモノオオカミ 迦毛之大御神 高鴨神社 | アカルヒメ ヒカリ→イカリ→アカリ→イカヅチ 「ヒ系」の神? |
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カモタケツヌミ 賀茂建角身命 賀茂御祖神社(下賀茂神社) |
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タケタマヨリヒメ 巫女 |
オオヤマクヒ 大山咋 日吉大社 |
タケタマヨリヒメ 巫女 |
ホノイカヅチ 火雷大神 葛城坐火雷神社 |
カモワケ? カモ系の神 | ホアカリ 彦火明命=海部氏の祖 ニギハヤヒと同一とも |
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カモワケイカヅチ 賀茂別雷命 賀茂別雷神社(上賀茂神社) |
籠神社 | 彦火明命 ニギハヤヒ ヒコホホデミ カモワケイカヅチ(?) | 天孫系が訪れた土地 浦島伝説が伝わる(玉手箱を持ち帰った) 丹後国風土記では、筒川の嶼子(つつかわのしまこ)という 魏志倭人伝の伊都国・奴国の官の名に「シマコ」が見られる |
出石神社 | 天日槍 ツヌガアラシト(?) | 新羅皇子が開拓した土地 神功皇后・応神天皇は、天日槍の子孫 |
気比神宮 | イザサワケ ケヒノオオカミ 仲哀天皇 神功皇后 | 敦賀は、ツヌガアラシトの訪問地 応神天皇が、気比大神と名前を交換 「いざ」=イザナギ・イザナミ・伊勢(いせ)の語源か? |
奈具神社 | 豊宇加能売命 豊受大神 | 比治山は、天女が現れたという羽衣伝説の地 豊受大神は、稚産霊の子(天稚彦か?) 籠神社・伊勢神宮で、天照大神と共に祀られる 「なぐむ・なごむ・にぎしく」=「ニニギ」に通じる 「なぎ」=凪・草薙=平らげる・平定する |
比売語曽社 比売語曽神社(大分県) 比売許曽神社(大阪府) 赤留比売命神社(大阪府)」 | アカルヒメ シタテルヒメ | 日光で妊娠した女から生まれた白玉(赤玉)の姫 ヒカリ→イカリ→アカリ 「ヒ」系の神の元祖か? |
桧原神社 | 天照大御神 伊弉諾尊 伊弉册尊 豊鍬入姫命 | 三輪山の北、大神神社の摂社 最初にアマテラスを祀った倭笠縫邑の神社とされる 「檜原神社」と書くが、 「天日槍」は、古語拾遺 では「海檜槍」とも書く 「檜(ひのき)」=日の木 「檜原」=「日原」 「天」=「海」を意味していた? |