はは 「はは」=母 |
かか 「かか」=母 |
古代の尊称 単語を並べたもの |
あめのははや 天羽羽矢 「はは」は、「かが」と対になる語句 |
あめのかごゆみ 天鹿児弓 「かご」は「かが」の転と思われる |
葦原中つ国平定のために出動した、 アメノワカヒコ(天雅彦)の武器 高皇産霊尊から授かる 「天羽羽矢」は、一書には「天鹿児矢」とも |
はば→はま 「はば」は、「はま」に転じる 「うぶ」→「うむ(産む)」 「かぶる」→「かむる(被る)」等 |
かか→かが 「きき」→「きぎ(木々)」 |
言葉の変化 同じ音が続くと、濁音になる 「ばびぶべぼ」は、 「まみむめも」に転じる |
はま 破魔矢・濱井場(はまいば) 浜・はま(弓矢の的) 囲碁で、相手の陣地 |
かが・かぐ・かご 加賀・香具山・鹿児島 籠 (古代は、籠で舟が作られた) 輝く・赫々たる・掲げる |
変化した言葉 「破魔矢」は「羽羽矢」の転じたもの 「破魔弓」は「はまや+ゆみ」のこと 「浜弓」という |
古代社会と王の名前のまとめ | |||||
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むら 村・元・本(もと) 本つ国 | さと 里・外(そと)・沢(さは) 外つ国 | なか 中・仲→和 中つ国 | ふち 淵(ふち)→内(うち) 内つ国 | うましくに 美し国(うましくに) 秋津州(あきつしま) | 国家形態 |
むち 睦(むち)・尊(みこと) 婿むこ・御子(みこ) | すく 少(すく) ・庄?・下 皇(すめら)・統べる | にぎ 饒(にぎ) | ひこ 彦(ひこ) | あまつかみ 天(あま)・上(かみ) 現つ神(あきつかみ) | 王の尊称 |
おおなむち(大己貴) かみむすひ (神皇産霊尊) たかみむすび (高皇産霊尊) (神代) |
しこを(葦原醜男) すくな(少彦名)(神代) すくね(宿禰)(上代) |
ににぎ(瓊瓊杵) (神代) にき(爾支) なかて(佳革是) (魏志倭人伝) |
ひく(卑狗) (魏志倭人伝) |
くにつかみ(国つ神) あまつかみ(天つ神) おおきみ(大王) (上代) |
実例 |
時代 | 基本アイテム | 国家形態(九州・畿内) | 王 |
縄文時代 | 竪穴住居 | ムラ・サト | オオナムチ・ハヤヒ |
天孫降臨時代 | 縄文社会は、「大な睦」=「オオナムチ」が支配していた やがて、弥生人が南方より九州に流入 稲作が伝わり、ムラが賑わう 中つ国(環濠集落)発生 「ニニギ」が稲作弥生文化の王となる 九州から稲作文化を伝授された畿内の王「ハヤヒ」は、 「ニギ」の称号を賜り、「ニギハヤヒ」となる |
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弥生時代前期 | 環濠集落 | 中つ国・外つ国 | ニニギ・オオナムチ・ニギハヤヒ |
国譲り時代 | 九州・畿内にそれぞれ、銅矛・銅鐸文化生まれる 銅矛文化圏の王は「ホ」の称号を賜る 筑紫の日向に、火の国を興す 王は「ホホデミ」 「ニニギ」は、「ホノニニギ」と改名 「ホコ(矛)」を持つ戦士を「ヒコ」と呼ぶ 「スクナ」は、「スクナヒコ」と呼ばれる=少彦名 「ホホデミ」一族の戦士は、後に「ヒコホホデミ」と呼ばれる 「スクナヒコ」は、海を渡り、 出雲の八千矛の神「オオナムチ」に仕える 後に、九州の「ニニギ」の一族が、 「オオナムチ」から国を奪う |
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弥生時代後期 | 銅矛・銅鐸 | 火の国・内つ国 | ホホデミ・ニギハヤヒ |
神武東征時代 | 九州の「ホホデミ」の一族が畿内へ流入 「ニギハヤヒ」と結託する 初代王は、「統べる・御子」の意味の、 「スメラミコト」の称号を使う=神武天皇=「ヒコホホデミ」 銅矛・銅鐸文化を終わらせ、 纒向に都を作り中央集権化へ向かう 「ヒコ」の称号の王が即位する 初代纒向王は、「ミマキイリヒコ」=崇神天皇 始祖の「スメラミコト」を「ヒコスメラミコト」と改名=神武天皇 ほか、主要な王の名にヒコの称号を付ける 九州では邪馬台国、畿内では大和朝廷が興る 大和は、四道将軍を率いて勢力を拡大する 九州・畿内の貿易摩擦の争いから高地性集落が生まれる 「ヒミコ」の本来の名は、火の国の末裔「ヒミホ」だったかもしれない? | ||
魏志倭人伝時代 | 鏡 | 邪馬台国・美し国 | ヒミコ・ミマキイリヒコ |
熊襲・蝦夷征伐 | 畿内で力を蓄えた大和朝廷が、九州を攻め滅ぼす 西日本が統一される 「か」=畿内・山彦側=「勝つ」=「ヒコホホデミ」→神武 「は」=九州・海彦側=「果つ・負け」=「ホスセリ」→隼人 「アマ」を天皇の称号として名前に付け加える 「アメクニオシハラキヒロニワスメラミコト」=欽明天皇 |
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古墳時代 | 前方後円墳 | 大和 | アマ |
大化の改新 | 過去の時代の豪族との軋轢関係を解消 中央集権国家を強固なものにする 天皇家一極支配を断行 天皇を、現つ神(あきつかみ)として、神格化する 神武天皇を讃えて 「カミ」の称号を名前に付け加える 「カムヤマトイワレヒコノスメラミコト」と改名 |
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律令時代 | 飛鳥京・藤原京・平城京 恭仁京・長岡京・平安京 |
日本 | カミ |