はじめに戻る

超古代の古文法(単語編)


August.25.2004





かおる
今回は、いよいよヤマトコトバの全貌が明らかになるんですね?
実は、ちょっと期待してたりして。
つづき
まず、古代の動詞活用が、どのようなものであったか、おさらいじゃ。
古代の動詞の活用形は、基本語句・終止形・連体形・已然形の4種類だけじゃ。
基本語句に「よ」を加えて命令形になるくらいじゃな。
未然形・連用形で活用することはなかった。
下二段・上二段で、活用していたように見えたのは、終止形を活用の基準にしたための勘違いじゃ。
このあたりとか、このあたりの記事を読み返すとよい。
古代の動詞活用形の法則は、一種類だけの、一段活用だったということなのじゃ。




上代動詞活用表
基本活用形は、四段活用か、それ以外しかない

ラ行変革活用は、「り」を完了・終止形とした
ナ変・サ変・カ変は、語尾に「」母音を接続して連用形にした
ナ行変革活用は、語尾に「a」母音を接続して未然形にした
下一・下二・上一・上二段活用は、すべて同じ法則で活用した
(基本語句が違っていただけ)
四段活用型(多い)
未然形連用形終止形連体形已然形命令形基本語句
語尾+a語尾+i語尾+u語尾+u語尾+e語尾+e終止形基本四段活用
いかいきいくいくいけいけいく四段活用
生く

(完了)
完了の助動詞

ラ行変格活用
四段活用形移行型(少数)
未然形連用形終止形連体形已然形命令形基本語句
基本語句
(一部、四段変化)
基語+u基語+u+る基語+u+れ語句+よ基本語句ナ変以外の
命令形には
」が付く
しな
(しね)
しに
(しね)
しぬ
(しね)
しぬしぬしね
(「」は省略)
しねナ行変格活用
「死ぬ」「往ぬ」
昔は「しね

(変化無し)

(+i)

()
サ行変格活用
「す」「おはす」
昔は「

(変化無し)

(+i)

(+u)
(よ)カ行変活用
来(く)
昔は「
古形活用型(多い)
未然形・連用形終止形連体形已然形命令形基本語句
基本語句
(変化せず)
基語+u基語+u+る基語+u+れ語句+よ基本語句ナ変以外の
命令形には
」が付く
くぇくぇ
くぇう」→「ける」
くぇくぇくぇくぇ下一段活用活用
「蹴(け)」
昔は「くぇ
いでいづ
(いで+u)
いづいづいでいで下二段活用
「出(い)づ」
昔は「いで

う」→「きる」
上一段活用
着(き)
おちおつ
(おち+u)
おつおつおちおち上二段活用
「落つ」
昔は「おち


古代の動詞の活用形は、基本語句・終止形・連体形・已然形の4種類だけ
基本語句に「よ」を加えて命令形となる
古代活用形の法則は、一種類だけの、すべて一段活用だった



つづき
このように、基本語句の語尾に「」を付けるなどして、動詞として活用出来るのじゃ。
語尾に「」母音を付けて、終止形、「u+る」を付けて、「連体形」、「u+れ」で「已然形」じゃ。

単語の語尾に、完了の助動詞と呼ばれる「」を付けると、「完了形」じゃな。 必ずしも連用形ではないぞ。

単語の語尾が「」音は、イ行上一段活用じゃった。
活用で、「」音が加わったとき、上二段活用と、後世に呼ばれるようになった。

単語の語尾が「」音は、エ行下一段活用じゃった。
活用で、「」音が加わったとき、下二段活用と、後世に呼ばれるようになった。

単語の語尾が「」音は、ウ行下一段活用じゃった。
そのまま、四段活用へと姿を変えた。

ならば、単語の語尾が「」音の、ア行上一段活用もあったはずじゃ。
が、それぞれ、独立した動詞へと移行していったのじゃ。
残ったものは、代名詞として使われるようになった。

単語の語尾が「」音の、オ行下一段活用は、「」一つが、現代まで残っておるのじゃ。
他の「」音の、「そ・と・の・も・よ・を」などは、動詞をつなぐ助詞として使われるようになり、
は・が・て・へ」等の語句も、必要に応じて、助詞に姿を変え、「てにをは」が完成したというわけじゃ。

それを、踏まえたうえで、前回の続きじゃ。
まず、古代の単語一つ一つには、それぞれ意味があった、というところから始めよう。



備考
感謝の気持ち
生活の場
対人関係
人の繋がり
家族?関係
太陽・心情
姿容姿・状態
集団行動
動詞専用
自己と他人の関係










かおる
漢字を当ててますけど、もちろん、漢字が伝来する以前の、
日本古来の言葉の意味、ということですね?
つづき
これらの語句を、いつの頃からか、古代人は、動詞として活用を始めたのじゃ。
単語の語尾に、「る・れ」あるいは「う・え」と、付けて、動作や様子を表したじゃろう。
」を付けると、「釣り」といった完了形の名詞になるのじゃ。

語尾に「」を付けると、否定の意味になるのじゃ。 「沼・濡れる」など、本来否定的な語句じゃからな。
語尾の「」は、「群れ」で、末尾につけて、語彙の意味を集め、言葉を締めくくるという意味じゃろう。
逆に、語句の意味を逆転させる機能もあるようじゃ。

語尾に「」をつけると、人の身に起きることを表すようじゃな。

く・す・つ……」を付けると、語彙が外れてくるようじゃが、これは、新しい時代の語句では無いかと思う。
動詞として生まれたというより、熟語がまた動詞化したのじゃろうて。

というわけで、「る・ぬ・ふ・む」を語尾に付けて、動詞としたときも、
なんとなく語彙が関係しあう語句は、ほぼ間違いなく、
文法が広まる以前に成立した単語・古代語であろうて。




不思議古代語便覧
(漢字伝来以前の言葉なので、漢字は当て字です)

備考
あ・有
有る
沐む(穢れを落とす)
あふれる
あに(あぬ?〜無い)
い・入
入る・往く・五
いむ(穢れを避ける)
いふ(いへ?家)
いほ(庵・小屋)
いろ(家族)
いぬ(往ぬ)
う・産
売る・嬉しい
恨む(嬉の否定)
産ふ(出産)
うろ(穴)
うぬ(代名詞)
え・得
得る
えむ(えもいはず)
えふ(繋がる?)
えぬ(得ぬ)
お・御
恩・下る(頂戴する)
恐む・織る
負ふ(重い責任を)
おに(鬼)
おののく
おのれ・おのおの(代名詞)
感謝の気持ち
か・処
(何処か・場所)
離る・帰る
狩り・かて(糧)・勝つ
かむ(神)・噛む
買ふ・換ふ(交換)・貝
かぬ(兼ねる)
かね(青銅?)
かは(川)
欠く・書く・ひっかく
掛ける
き・生
生る
きみ(鬼魅・化け物)
急ふ(さしせまる)
きぬ(着物?)
きね(神官)
霧・消ゆ
(き=過去のこと)
(来の連用形か?)
く・暮
暮る(暮らす?)
昏る・呉る・繰る
くるくる・苦しい
(生活の遣り繰り)
くむ(組む・抱擁)
食ふ・栗・狂う
くぬ(くに?国)
け・気
蹴る(気を放つ?)
けむ(怪訝に思う)
けふ(今日の気げん)
けに(異に)
(変わってる・感心)
こ・来
来(こ)る・心・九
こむ(篭る)
凝る・凍る・懲る
こふ(鼓舞)
こぬ(来ない)
こめ(米)・こま(馬)
生活の場
さ・悟
悟る・去る
(目下の人)
覚む
さふ(ひっかかる)
さぶ(暴れる)
さね(のぞむ)
し・知
知る・示す(意思)
しるし・しおり
死ぬ・閉・締め
沈む(気持ちが)
しふ(麻痺)
(しぶしぶ)
しし・しか(動物)
しる(汁)・しろ(田)
潮・島
す・施
する(実行)
すむ(終了)
すふ(纏める・絞る)
すぬ(すねる?)
せ・迫
競る・責む・兄
せふ(せびる・脅迫)
せぬ(求めぬ?)
そ・反
反る(相手に合わす)
そむく(相手を背く)
そふ(寄り添う)
そぬ(そなえる?)
対人関係
た・誰
たる(垂れる)
たむ(締める)
たみ(民)
たふ(返事・答え)
たぬ(たね?種)
手・谷・たむ
ち・血
散る(血飛沫・人)
ちまる(血が止まる)
縮まる(人の輪)
ちふ(豊かな)・千
(乳房?)
ちぬ(ちなむ?因む)
つ・連
連れ・釣り
吊り(血筋)
(血統が吊り合う)
集む・詰む
つぶ(人の粒)
つぬ(つね?常)・つめ
つるぎ・つわもの
て・照
顔を上げる
(手を広げる?)
照る(高揚する)
てむ(強い決意)
てふてふ(蝶・手)
手並み・てねば
と・取
取る(失う)・十
富む(豊か)・共・友
とふ(問う)
となむ(行き渡る)
人の繋がり
な・汝
なる(確実に実現)
なむ(実現を推量)
なふ(萎える)
なぬ(なぬか・七日)
なみ・なわ
に・似
似る・〜に(助詞)
にぬ(似てない?)
にも(格助詞?)
にふ(鈍い)
ぬ・濡
濡る・沼
ぬる(責任転嫁)
ぬれ(濡れ衣)
(失敗・否定)
ぬめる(滑らか)
ぬふ(縫う・つくろう)
ぬなり(助詞)
ぬし(主)
ね・寝
寝る(目をつむる)
ねむ(睨む・要求)
ねふ(歳を取る)
ねぬ(寝ぬ?)
ねのくに
の・乗
(行為に)乗る
(行為を)飲む
のふ(のびらかな考え)
のぬ(?)
家族?関係
は・張
(胸を)張る・春
晴れやか・成功
はむ(損なう)
(はめられる)
はふ(腹ばい・奪う)
はぬ(跳ねる)・羽・浜
はるか(帆を張る方向)
ひ・日
昼(明るみ)・火
秘む(隠す)・暇
干る(かわく)
(ヒルコ・蛭子)
(ヒミコ)
(ヒメ・姫)
ひふ(一・二?)
ひうが(日向)
ひな(ヒヨコ)
ふ・腑
(腑・体が)古くなる
(歳をとる)
触る・震る
振る・増える
(雨が)降る
(天腑から)
(影を)踏む
(日を過ごす)
ふふむ(内に含む)
ふぬ(ふね?船)
へ・経
(日が)経る・減る
へめ(経巡る)
(日が戻る)
へみ(蛇)
へふ(へう?表)
へぬ(へなる?隔たる)
ほ・惚
惚る(相手に惚れる)
褒む(相手を褒める)
ほふ(ほうく?・ぼんやり)
ほのか・ほのぼの
骨・頬・炎
彫る・掘る・誇る
太陽
心情の動き
ま・真
ま(真・完全なもの)
まる(丸)
まれ(稀・少数)
まね(真似・多数)
まふ(舞・回る)
まめ(真面目)
み・実
見る・実る・三
見ぬ
みふ(身振り)
(身分・身なり)
みみ(身身・からだ)
みまな(任那)
む・群
むる(群れる)・六
むら(村・人が集まる)
むぬ(むなしい)
むま(今)
むふ(うべ?無理も無い)
むす(生す・実を結ぶ)
め・姿
目・顔・姿・芽
める(見える)
めむ(めめしい?)
めふ(めう?優れる)
めぬ(見えぬ?)
も・盛
もっと・盛る
もむ(揉みほぐす)
もふ(思う)
もの(物)
もぬ(もぬけのから?)
萌ゆ・燃ゆ
もも(百)
容姿・状態
や・遣
や(八・多い)
やる(遣る)
やむ(止む)・闇
やふ(藪・やぶさか)
(ぐずぐずする)
やぬ(やな?簗)
ゆ・由
揺る・ゆらゆら
ゆぬ(ゆなゆな?)

ゆふ(結ぶ)
(結ぶ=由縁・由来)
ゆむ(ゆめ?夢)
(由縁を見る)
行く(縁の為?)
よ・寄
寄る(集まる)
夜・世・代・四
よぬ(よな?確かめる)
よむ(数える)・ヨミ
よろず(万)
よぶ(呼ぶ)
集団行動

複数の存在を表す
(未然形)
ふら・ふらふら
(体が落ち着かない)

完了している
(連用形)
ふり
(体を決めている)

そうなること
(終止形)
(連体形)
ふる(振る・降る)
(体を動かす)


語句が続く
(已然形)
(命令形)
ふれ
(動作が継続)

感動を表す
麻呂(代名詞)
ふろ(風呂)
(体が気持ちい)
動詞専用
語句の語尾に接続
わ・我
我・輪・和
わる・われ
(別れる・悪)
わぬ(吾・東国方言)
わに(百済の渡来人)
わむ(喚く?)
わぶ(思い悩む)
わふ(わう?王)
ゐ・居
居る・率る・猪
ゐぬ(共寝)
いふ?(すねる)
いむ(忌む?)
ゑ・会
会・絵・穢・飢
ゑる(彫る・細工する)
ゑふ(酔う)
ゑむ(笑う)
ゑぬ(子犬)
を・折
折り合う(他人と)
降る(係争から降りる)
をふ(終わる)
をめく(喚く)
をぬ(をなご?女子)
をのこ(男子)
自己と他人の関係

(追記・「こ」には「来」以外の別の意味もあった?! 詳しくはこちら)





かおる
へ〜。 本当にそれなりに語彙が関係しあってますね?

つづき
じっくり見てみると、面白い発見がいろいろあるぞよ。


」、恩には、責任を「おふ(負う)」ものなのじゃ。
た・と」、ミカドの問いに、民は答えるものじゃ。
まつりごと」を負わぬ者を、「まつり+おふ+ぬ」=「まつろふぁぬ・まつろわぬ」と言うわけじゃ。

」、「嬉しい」と「恨む」は紙一重じゃ。 出産が関係するところが、ちょっと怖いのお。
うふ(産む)」に関係する「うろ(穴)」を、「うる(売る)」こととは一体?
よもや「うろ(穴)」が、女性器を表すなら、「まろ(麻呂)」は男性器を意味していたのか?
そういえば、「まる(丸)」にも「まら」にも通じるしの。
まらうと」とは、稀にしかこない客人のことじゃ。 一体何をしにやってきたのじゃ?

」の、「買う・換ふ・貝」これらは、物々交換の言葉じゃな。 市場のような「」が、あったのじゃろう。
換へる・換へて・換ひたし(交換したい)」と言っていた言葉が「買える・買って・買いたし」などとなったのじゃ。
その頃から、お客様のことを、「かみ(神)」と呼んでいたのじゃろうか?
かみ(神)」とは、「かて(糧)」を授けてくれる人・自然のことじゃったのじゃ。
かて(糧)」を得たことを、「かてた(勝てた)」と言うわけじゃ。

かく(欠く・書く・引っかく)」は、その場所に目印を刻みつけることじゃろう。
恥をかく」とは、恥を刻みつけられることなのじゃ。

」、「」って、いたのは「」ということは、縄文時代からの名残じゃろうか?
栗の栽培を「くるくる(働く)」と言っていたのじゃろうか?
暮れる・暮らす・狂う・やり繰り・苦しい」これらは、関係なさそうで、
生活」というキーワードで一致するのじゃ。

」、「来(こ)る」の反対語は「篭る」か、なるほどじゃな。
」、「悟り」から「覚める」と、「さぶれる」ということか。
死ぬ」ことは、「意思」を「示す」ことが出来ぬことなのじゃな。
」、「しぶしぶ」という擬音は、気持ちを抑えることじゃ。

」、は、本来「」の意味よりも、高揚や威厳を示すことじゃったのか?
調子の良い者を「やりて」と言うしのお。 好調で機嫌がよいと「」を広げてアピールしたのじゃろう。
てふてふ」は、蝶のことじゃが、「蝶が手の形に似ているから」という説が一般的であるが、
表を見ると、「蝶が舞うように気持ちが高揚している」ことを、「てふ」と言うようじゃのう。
きっと、手を広げて、ふらふら踊っていた様を表していたのではないじゃろうか?

」、「濡れ衣に・責任転嫁・言い繕う」、というのは、古代から続く人間のおろかさじゃったようじゃ。
」、「乗ったり」「飲んだり」、というのは、
漢字は違えど、「行為や考えに従うか」という、同じ意味じゃったわけじゃ。

」は、皆を「呼び」「寄り」集まって数を「よむ(数える)」ことじゃ。
一体、「よなよな」何を確かめたのかのお? 獲物の数か? 戦いが終わった後の村人の数じゃろうか?
よな」は、「念入りに確かめる」という意味じゃったのに、「夜な夜な」に意味が変わってしもうたのじゃ。
よろず(万)」というからには、収穫した栗の数かもしれぬ。
そうしているうちに、「」になってしまった、ということじゃ。

やみ(闇)」は、光が止んだことじゃ。
昔は「」は言わず、「」と呼んでいたのじゃろう。

」、人と会って、笑いあい、酔って絵を描いたりすることとは? 祭りの準備かも知れぬのお。
」は、古代から、男女関係の折り合いには苦労してた証じゃろうか。

いへ・家」「むら・村」「くに・国」という語句の片鱗も、ちゃんと登場しておる。

このように、本来の言葉の語彙・語源を間違えなければ、
日本人の言葉や、意識というのは、およそ2千年間、変わっていなかったということじゃ。
感慨深いことじゃ。



かおる
ところで「言ふ」という語彙が表から外れているようですが?
かなり重要な単語だと思いますが……。
つづき
」の意味を動詞化しても、「言ふ」には、ならないのじゃよ。
わしは、「言ふ」は、外来語では無いか? と思っておる。
韓国語では、「イプ」というらしいからのお。 その影響ではないじゃろうか?
ヤマトコトバでは、「くち」「ことのは」と、言っていたはずじゃ。
くち」は、「食うて縮むところ」と、表が語っておる。
くち」が、「くちる」と動詞化したのが、「愚痴・くちは=ことば」なのじゃろう。
どれが外来語か、どれが日本古来の言葉か、見極めは大変じゃ。
この表とて、完全という自信はない。 外来語由来の間違いがあれば、訂正していこうぞ。

かおる
そうそう、たしか、古代の日本語の母音は、5母音よりも多かったという説もありましたが?
」でも、甲類乙類あって、「日・火」は、発音が違っていたとされているようです。
どうしてわかるかと言うと、漢字で書かれた文献で、同じ「」をあらわす文字が2種類あり、
執筆者は、日本語の2種類の「」の音を聞き分けていたらしい、ということなんですね。

つづき
執筆者は渡来人で、日本語を聞き取った時に、イントネーションを区別したものではないじゃろうか?
今、わしらが話している日本語でも、「日が経つ」「火が燃える」では、
微妙に言い方が違うはずじゃ。 それを渡来人は、「違う音」と捉えたのではないじゃろうか?
」は動詞化して「」となったが、「」は、動詞化した形跡が無いのじゃ。
燃ゆ」という動詞はあるが、これは力強さを表すもので、「」と、直接関係は無さそうじゃな。
火(焚き火)」と「日(太陽)」を、古代日本人は、語句で区別していなかったのではないじゃろうか?
逆に、渡来人が区別して、別々の漢字を当てたとも考えられるのではないか?

かおる
そうなんですかね〜?
でもでも、「」は、みっか、よっかと、「」とも読みますが、これはどうなんでしょう?
つづき
ばかもん! その件は、このへんで説明済みじゃ!

かおる
だって、それネタじゃないですか〜〜っ!?

つづき
ふぉっふぉっふぉっ。 ネタと思ってるうちは、真理にはたどりつけぬぞよ。

かおる
まあ、突っ込んだ話をすると、まだまだ長くなりますから、この辺にしておきますか。

つづき
とりあえず、わしもこのへんで、一応のケリをつけたいと思うのじゃが、どうか?

かおる
長いネタでしたね〜。
お疲れ様でしたけり。










付録・年表




はじめに戻る