古代社会と王の名前のまとめ | |||||
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むら 村・元・本(もと) 本つ国 | さと 里・外(そと)・沢(さは) 外つ国 | なか 中・仲→和 中つ国 | ふち 淵(ふち)→内(うち) 内つ国 | うましくに 美し国(うましくに) 秋津州(あきつしま) | 国家形態 |
むち 睦(むち)・尊(みこと) 婿むこ・御子(みこ) | すく 少(すく) ・庄?・下 皇(すめら)・統べる | にぎ 饒(にぎ) | ひこ 彦(ひこ) | あまつかみ 天(あま)・上(かみ) 現つ神(あきつかみ) | 王の尊称 |
おおなむち(大己貴) かみむすひ (神皇産霊尊) たかみむすび (高皇産霊尊) (神代) |
しこを(葦原醜男) すくな(少彦名)(神代) すくね(宿禰)(上代) |
ににぎ(瓊瓊杵) (神代) にき(爾支) なかて(佳革是) (魏志倭人伝) |
ひく(卑狗) (魏志倭人伝) |
くにつかみ(国つ神) あまつかみ(天つ神) おおきみ(大王) (上代) |
実例 |
同盟国 | 行政国 | 周辺国 | 備考 |
さ 「さ」=それ(人称代名詞) | な 「な」=なれ(人称代名詞) | か 「か」=かれ(人称代名詞) | 人を表す言葉 「さながら」=全て |
さと・さか 「ざ」=座・集会 「さと」=里・諭す・悟る 「さか」=栄える・盛る | なか 「なか」=仲・仲・間に立つ 「なかつくに」=中つ国 「なた」=ひなた(日向) | かげ・かが 「かく」=隠れる 「かが」=多くの周辺国 「かが」=加賀 「かげ」=影 ひなた(日向)では無い所 | クニを表す言葉 「か」=処 |
すく 「さぐ」=下ぐ→した→すくない 「すくな」=少彦名 「すくね」=宿禰 「した」=下の者・従う 「しづ」=静か 「しつけ」=躾 | にぎ 「にき」=爾支(伊都国の官) 「にぎ」=瓊瓊杵尊・饒速日 「ねぎ」=禰宜 | かこ? 「かご」=影(東国方言) 「かこつ」=不満がある 「かく」=各(身分) 「かこ」=水夫・船乗り | 共同体の代表者? |
すくよか 優れる・しっかりしていること 「しづやか」=騒がないこと | にぎやか 繁栄していること | かごやか ひっそりしてる | 「やか」=やか(宅) 「やから」=輩・一族 人々の様子 |
すく すくなひこ(少彦名) すくね(宿禰) | にぎ ににぎ(瓊瓊杵) にぎはやひ(饒速日) | かご ? | 王の名前 |
同盟国 | 行政国 | 周辺国 | 備考 |
さ 「さ」=それ(人称代名詞) | な 「な」=なれ(人称代名詞) | か 「か」=かれ(人称代名詞) | 人を表す言葉 |
すく すくなひこ(少彦名) (大国主の部下) ↓ ? ↓ すくね(宿禰) 連(むらじ)姓の有力豪族 | にぎ ににぎ(瓊瓊杵) ↓ 天火明命 火闌降命(海幸彦) 彦火火出見尊(山幸彦) (日本書記による) ↓ 神武 ↓ 大和朝廷 (火闌降命の子孫の隼人・薩摩を従える) | かご→かぐ かごしま(鹿児島) ↓ かぐやま(天香山命) (天火明命の御子) (尾張氏等の始祖) ↓ にぎはやひ(饒速日) ににぎ(瓊瓊杵)の兄 ↓ 物部氏 | 王の名前 |
は 「は」=傍 | か 「か」=方 | ま 「ま」=真・中心 | 方位 |
へ 「へ」=辺・家 | け 「け」=毛・気 | め 「め」=目 | 感じるもの |
ひ・ふ・ほ 「ひ」=日・火 「ふ」=腑(体)・生 「ほ」=火・穂 「ひゆ」=冷える 「ふゆ」=冬 「ふす」=伏す 「ほす」=干す | き・く・こ 「き」=木・みき 「く」=木・くき 「こ」=木 「きゆ」=消ゆ 「くふ」=食う 「こゆ」=肥ゆ 「こす」=越える 「こげる」=焦げる | み・む・も 「み」=身 「む」=身 「もう」=思う 「も」=面・おもて 「みす」=見える 「むす」=産す 「もす」=燃える・萌える | 体で感じること |
はは 「はは」=母 | かか 「かか」=母 「かかぐ」=掲げる 「かが」=輝く・鏡・加賀 「かがし」=不定人称代名詞 「かがむ」=屈む 「かかはる」=関わる | まま 「まま」=乳母・ままはは 「ままこ」=継子 | 敬称 |
ひひ 「ひびく」=響く | きき 「きき」=聞き・うわさ | みみ 「みみ」=耳 「みみ」=身身(各人のこと) | 耳で感じること |
ふふ 「ふふむ」=含むこと | くく 「くくむ」=包むこと 「くくる」=縛る 「くぐる」=潜る 「くぐむ」=屈む(かがむ) 「ククリヒメ」=キクリヒメ (加賀の白山の女神) 「ミククルミタマノカミ」=オオクニヌシ? (美具久留御玉神社) 「ククキワカムロツナネ」=オオトシノカミの子 「ククノチノカミ」=木の神 | むむ 「むもる」=埋もれる | 包まれること |
へへ 「へへし」=? 「へす」=押さえつける | けけ 「けけし」=よそよそしい | めめ 「めめし」=女々しい | 感情 |
ほほ 「ほほ」=頬・腹 「ほほまる」=つぼみのまま | ここ 「ここ」=此処 「こころ」=心・中心 「ここのつ」=九つ | もも 「もも」=百 | 大きいこと |
かほ 「かほ」=顔・代表者 | かこ 「かこ」=古代九州の首長? 「かご」=鹿児島 | かも 「かも」=「かみ(上)」御上のこと 参考コラム 「くも(雲)」は「かも(上)」の転 | 敬称 |
はほ 「はぶる」=追放する | かこ 「かこつ」=不平を言う | まも 「まも」=守る | 行為 |
はご 「はこ」=箱 「はこ」=便器・大便 「はごくむ」=育む | かご 「かご」=籠・閉じ込める・影(東国方言) 「こ」=籠・籠神社 「かご」=加護 「かごしま」=鹿児島 「かご」=カゴメ(海鳥) | まご 「まこ」=親しい呼び方 「まご」=孫 「みこ」=御子 | 愛称 入れ物 |
かぶ 「かぶ」=頭・株・権威 | かぐ 「かぐ」=古代の王? 「かぐ」=芳し 「かぐつち」=火の神 「かぐやま」=香具山=富士山(活火山) | かむ 「かむ」=「かみ(神)」 | 尊称 |
くほ 「くぼ」=窪み(周りより低い) | くこ? 「くこ」=枸杞? (落葉低木樹) (漢方では強壮剤) 「くご」=供御(天皇への食物) | くも 「くも」=雲(空より低い) 「くも」=蜘蛛 | 低い物? |
ふこ 「ふくろ」=袋 「ほこら」=祠 | くこ? | むこ 「むこ」=養子 | 中に入る物 |
はこ 「はこ」=箱 「はごくむ」=育む | かこ 「かご」=籠 「かごしま」=鹿児島 | まこ 「まこ」=親しい呼び方 「まご」=孫 | 愛称 入れ物 |
ふく 「ふく」=袋・含む 「ふくら」=膨らむ | くく 「くくむ」=包む・屈む | むく 「むくろ」=体 「むくい」=報い・果報 | 入れ物 |
ふこ 「ふこ」=封戸 古代の位 | くこ? 「くこ」=狗古? | むこ 「むこ」=婿 | 古代の位? |
卑狗 「卑狗」=ひく? | 狗古 「狗古」=くこ? | 弥呼 「卑弥呼」=ひみこ? | 魏志倭人伝の頃の王の尊称 (発音は不明) |
ひこ 「ひこ」=彦 | くこ→きこ? 「くこ」が転じて「きこ」になった? 「きこち」=菊池(きくち)? 「きこ・きく」=聞く・評判 「きこゆ」=噂されること | みこ 「みこ」=皇子 | 上代の高貴な尊称 |
かほ 「かほ」=顔・代表者 | かこ 「かこ」=首長の尊称 古代の鹿児島の王 征伐されて使われなくなる | かも 「かも」=「かみ(上)」御上のこと 参考コラム 「くも(雲)」は「かも(上)」の転 | 敬称 古代のクニの首長 |
くほ 「くほ」=窪・顔を潰す 「くぼた」=久保田 久保田(佐賀県) 久保田(熊本県・菊池郡) | くこ 狗古智卑狗(くこちひく) 「くこ」=「かこ」の転 | くも 「くもち」=蜘蛛土? 土蜘蛛は大和朝廷と対峙した 弥生時代の国の残党 「くまそ」=熊襲・熊本 「くめ」=久米・来目 | まつろはぬ者を 指す呼び名 蜘蛛は、後に蔑称となる |
きほ 「きほひ」=競うこと | きこ 「きこしめす」=聞こし召す 「ぎごつなし」=ぎこちない | きも 「きも」=内臓 「きもいり」=世話をする 「きみ」=君・王 | まつろはぬ者と、 対決したことで 生まれた言葉 |
きふ 「きふ」=急・さしせまること 「きぶし」=きびしい・困った 「きぶとし」=大胆 「きふく」=降参すること 「きふじ」=給仕・雑用係り | きく 「きく」=聞く (相手のいいなりになる) 「きくち」=菊池(熊本県) | きむ 「きむぢ」=相手を指す言葉 | まつろはぬ者を、 征伐したことで、 新しく生まれた言葉 |