万葉集・1051番 三日原 布當乃野邊 清見社 大宮處 (一云 此跡標刺) 定異等霜 三香の原 布当の野辺を 清みこそ 大宮所 (ここと標刺し) 定めけらしも 備考:「三日原」=「三香の原」=「甕の原」 =「みかのはら」(京都府・加茂町瓶原) |
三瓶神社 (茨城県笠間市飯田) 神社の奥に三つの瓶が埋められ祀られているという。 蛇と甕(かめ)の民話が伝わる地方である。 御祭神は、 市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)、 奥津島比売命(タキリヒメノミコト)、 多岐津比売命(タキツヒメノミコト)。 宗像(ムナカタ)三女神。 天照大神(アマテラス)と素盞鳴尊(スサノヲ)の誓約(ウケヒ)により生まれる。 福岡県・宗像神社、広島県・厳島神社、宮城県・石神神社などに祀られる。 |
めか めかす=美しく飾ること | かめ(瓶) 貯蔵するもの |
みか(甕) 神に捧げる瓶 | かみ(神) かむ(醸む)=酒をつくる |
みき(神酒) 神に捧げる酒 | きみ(君) 天皇のこと |
みく(御厨) 神に捧げる神饌を作ること | くみ(酌む) 酒を器に酌む |
みけ(御食) 神に捧げる神饌 | けみ(検見) 味見して調べること |
みこ(巫女) 神に捧げる娘 | こみ(込む) 酒を仕込む |
みかど(帝) 神として崇めるもの | かまど(竈) 食事を煮炊きする所 |
かど(門) 神域への入り口 | まど(窓) 通風口 |