〜る(動詞) 〜ふ(形容詞) 〜み(名詞) | 月(よ)=つき よる=月の支配する時間 よふ=よふけ・よひ(宵?) よみ=黄泉? 「読み」は、月齢を数えることか? | 星(つ)=ほし つる=連る・集まる つぶ=小さいもの つみ=罪・摘む? 忌まわしいもの | 日(ひ) ひる=日の支配する時間 ひふ=日がふける? ひみ=姫・秘め? 女神=アマテラス |
ゆふづく 「つく」=着く 夕着く 落ち着く 近づく | ゆふづくよ(夕月夜) 月の古代語は、「よ」 「つくよ」の真の意味は「着く月」 「つく月(よ)」が「月夜」に転じた 弓(ゆ)は、ゆふ(夕)の月の形が語源か? | ゆふつづ(夕星) 星の古代語は、「つ」 「ゆふつく・つ」の転 | ゆふづくひ(夕づく日) 日の古代語は「ひ」 「夕づく日」が略されて、 「夕日」になった |
あさづく あか 朝・赤・暁 明ける・明るい 輝く 上がる | あさづくよ(朝月夜) 「づく」は「月」ではない 「月」は、「よ」 | あかほし(明星) 明けの明星 | あさづくひ(朝づく日) あかひる(明昼) 「朝づく日」が略されて、 「朝日」になった |
みか 「御・輝」 みがく(磨く) 「甕」=容器 輝くもの 大切なもの 三笠山 甕の原 | みかづき(三日月) 古代では「みかづくよ」か? 「三日月」は、 陰暦が伝わってからの当て字 みか≠三日 | みかぼし(甕星) 宵の明星 みか≠三日 | ? |
古代人が見た 昼夜を支配する天体 | ||
天体の古代語 「月」の古代語は「よ」だった! | ひ ひる(昼) | よ よる(夜) |
古代の暦 ひよみ=日月み 「月み (よみ)」とは、月齢を数えること |
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日月の助数詞 暦の概念が生まれたことにより 日月の数え方が生まれた! | か か=処の転 一日で歩ける距離 →「日」の数の単位 | つき 「ゆふづくよ」からの転 夕づく=夜になる →「月」を表す |
天体の上代語 「月(よ)」は「夜(よる)」と区別され、 「つき」と呼ばれるようになった! | ひ(日) | つき(月) |
上代の暦 ひよみ=日読み 「月」が、「つき」と呼ばれるようになると、 「よ」から、「月」の意味が失われ、 「月み」の意味だった「よみ」が、「読み」の意味となった 「つくよみ(月読)・みかづき・みかぼし」は、新しく造語された言葉 |
前3000頃 | ストーンサークルなど、簡単な日時計が出現。 |
前2000頃 | バビロニアで太陰太陽暦が生まれる。 1年を360日、1月を30日、1月を四つに区切り7日(一週間)の単位が生まれる。 7日目を休日とする。 十二宮星座が生まれる。 後にギリシャ神話と関連付けられる。 |
前1500頃 | 中国で太陰太陽暦が始まる。 十干十二支生まれる。 |
前770頃 | 中国で陰陽五行説生まれる。 |
前600頃 | カルデアで天文学、占星術が発達する。 1日を24時間、1時間を60分の単位で表す。 太陽、月に加え、水星・金星・火星・木星・土星の、七つの星の運行が観察される。 七つの星に、神の名前がつけられる。 1時間ごとに一つの星が支配し、1週間に七つの星の名前がつけられる。 この頃、中国で二十八宿が生まれる。 日本の稲作が始まる。 農民向けの簡素な太陰暦が伝わったであろう。 |
239 | 卑弥呼が、親魏倭王の金印を授かる。 銅鏡100枚を贈られる。 この頃、畿内を中心に三角縁神獣鏡が登場する。(中国では出土しない) 景初四年(240)という存在しない年号がある? |
248 | 卑弥呼死亡。 247年、248年に日食が起こる。 |
369(372) | 百済から七枝刀をもらう。 東晋・泰和4年の年号。 |
400頃 | 百済から王仁を迎える。 論語・千字文・漢字の伝来。 |
513 | 百済から五経博士を迎える。 陰陽五行思想の始まり。 |
533 | 百済から暦博士を迎える。 暦法の伝来。 |
554 | 百済から易博士を迎える。 |
604 | 日本で、中国の元嘉暦(太陰太陽暦)を採用 |
660 | 中大兄皇子(天智天皇)が漏刻・水時計を作る |
663 | 百済滅亡。 百済から大量の亡命者を迎える。 |
671 | 天智天皇が水時計で時を告げる。 |
675 | 天武天皇、占星台を設置。 |
676 | 陰陽寮の記述。 天文博士・暦博士・漏刻博士・陰陽博士などで構成。 |
697 | 日本で、中国の儀鳳暦(太陰太陽暦)を採用 |
700頃 | キトラ古墳造営。 星宿図が描かれる。 |
712 | 古事記編纂 神武天皇の橿原即位の年を辛酉と記述。 発達した陰陽道による讖緯説の影響か? 十干十二支をもとに、六十年を一元、二十一元を一蔀として、 辛酉には革命が起こると予言される。 |
720 | 日本書記編纂 天香香背男・天津甕星神(金星)の記述が見られる。 |
764 | 日本で、中国の大衍暦(太陰太陽暦)を施行。 採用は763年。 |
800頃 | 中国から、一週間に、星の名前を付ける方式が日本に伝来。 五行説の影響で、星には「火水木金土」の名がつき、「日月」を加えて曜日が生まれる。 中国で、一週間は「星期」と呼ばれるようになる。 |
858 | 日本で、中国の五紀暦(太陰太陽暦)を併用。 |
863 | 日本で、中国の宣明暦(太陰太陽暦)を採用。 |
894 | 菅原道真、遣唐使を廃止する。 その後901年、菅原道真は大宰府へ左遷される。 これより中国の暦は採用されず、現行の宣明暦が823年間使われ続ける。 京では、陰陽道による占いや、北斗七星信仰が流行る。 |
1549 | フランシスコ・ザビエル来日。 ユリウス暦(太陽暦)を携えてきたかも。 |
1582 | ローマ教皇グレゴリウス13世が、グレゴリオ暦(太陽暦)を施行。 |
1613 | キリシタン禁令。 キリシタンより持ち込まれていたグレゴリオ暦(太陽暦)から、 幕府は、宣明暦(太陰太陽暦)との暦の誤差を知っていたかも。 |
1639 | 鎖国。その後、清とオランダのみ交易。 |
1685 | 日本で、貞享暦(太陰太陽暦)施行。 初の大和暦。 それまでの宣明暦(太陰太陽暦)は、823年使い続けたため、 天象と暦記載値に2日の誤差が生じていた。 |
1798 | 日本で、寛政暦(太陰太陽暦)施行。 |
1844 | 日本で、天保暦(太陰太陽暦)施行。 |
1873 | 日本で、グレゴリオ暦(太陽暦)施行。 |
1888 | 日本で、明石を基準に標準時施行。 |