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邪馬台国を真面目に語る
September.30.2004
かおる
いや、このさいハッキリいいますけど、もう僕は師匠の妄想にはついていけませんよ。
つづき
妄想じゃとな?
かおる
そうですよ? 師匠がいままで、語ってきたことは、何の根拠も無い、知ってても得にすらならない、
駄文というのもはばかれる、書くのも読むのも時間の無駄ってな感じのものでしょ。
つづき
かおる君もますます口が悪くなってきたのう。 カルシウムをちゃんと取っておるかな?
かおる
無駄話はこのへんにして、今回はなんですか? 邪馬台国についてですか?
つづき
うむ。 かおる君がそこまで言うのなら、今回は妄想抜きで語ろうと思うておる。
かおる
本当ですか? それは、良かった。
つづき
良かったも何も、こと邪馬台国については、わしよりももっと、
妄想をたくましくしている諸先輩がたくさんおるでのお。
かおる
あ〜。 邪馬台国エジプト説とか、そういうのですか?
アメリカとか中南米とか、その手の話はスケールでかいですよね。
つづき
いやいや、それくらいは可愛いものじゃよ。
なにより、妄想の塊といった説が、世の中では幅をきかせておるからのお。
かおる
もっとスゴイ妄想トンデモ説があるんですか?
つづき
うむ。 それはじゃな。
邪馬台国畿内説じゃ。
かおる
はぁ? 邪馬台国畿内説は、今一番定説に近づいてる言われる本流中の本流のマトモな説じゃないですか!
いくら師匠がトンデモネタが好きだからといって、なんの根拠もなく、学界の定説を批判するのは失礼です。
つづき
いやいや、根拠が無いのは、畿内説のほうじゃ。
根拠にしたがい、あらゆる妄想を排除すれば、邪馬台国は九州にしか存在しえぬ。
かおる
またまたそんな〜。 畿内説のいったいどこが妄想で、九州説のどこがマトモなんですか?
九州説は、もうほとんど、学界でも相手にされないらしいじゃないですか?
つづき
いやいやどうして。 畿内説のトンデモぶりには、わしも開いた口が塞がらぬほどじゃ。
では、じっくりと検証してみようぞ。 下をクリックじゃ!
邪馬台国妄想度チェック
かおる
というか、ちょっとまってください!
畿内説の方が、妄想度が高くなるようにしくんでるでしょう〜?!
つづき
そんなことはないぞよ? あくまでも、客観的に事実だけを見て考えれば邪馬台国は九州にあり、
資料を、都合よく解釈して、ようやく成り立つかどうかという妄想が畿内説というだけじゃ。
畿内説の主張
魏志倭人伝は、書き間違いが多い。
「邪馬壹(邪馬壱)」は、「邪馬臺(邪馬台)」の間違い。
邪馬台国への方角の「南」は「東」の間違い。
1万2千里の距離の記載は間違い。
「水行十日陸行一月」は、「水行十日陸行一日」の間違い。
「壹與」は、「臺與(台与)」の間違い。
だから、「(台与)トヨ」は、「豊玉毘売(トヨタマヒメ)」のことだ。
「邪馬臺(邪馬台)」だって、本当は「ヤマト」と発音するのが正しいんだ。
卑弥呼はアマテラスだ。
箸墓古墳は、卑弥呼の墓だ。
証拠は無いけど、古そうだから、そうなんだ。
そうか、記紀神話は、邪馬台国の歴史を物語ってるんだ。
三角縁神獣鏡は、卑弥呼が魏からもらった鏡だ。
中国では出土しないけど、卑弥呼のために、特注で作ってもらったんだ。
邪馬台国は大和政権になったんだ。
やっぱり、大和朝廷は、古代から畿内で繁栄してきた万世一系の政権だ。
当然、邪馬台国も畿内にあったんだ。
これって、りっぱな妄想では?
かおる
いや、違います! 畿内説は、あくまでも考古学的資料に基づいて、
畿内のほうが文化的に進んでいたので、邪馬台国=畿内と結論付けられているんです!
つづき
考古学的とは、面白い。 ついこのまえ石器を捏造してたのは、どこの考古学じゃな?
かおる
それと、これとは、話が違います!!
それに、畿内には「大和(やまと)」という古くからの地名があります。
つづき
九州にも「山門(やまと)」という地名が、残されておるが?
かおる
「山門(やまと)」と「大和(やまと)」では、古代での発音が異なります。
「と」の発音は、甲音乙音と違っていて、同じではありません!
つづき
「邪馬台(やまたい)」と、「大和(やまと)」の発音も違うのでないかな?
かおる
違ってもいいじゃないですか?
「邪馬台(やまたい)」が、「大和(やまと)」に結びつくのは自然の流れです。
つづき
いやはや。
わしとて、負けるわい。
付録・年表
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