にゅりゅびゅりゅずりゅずりゅにゅりゅ…。

いやらしい音を立てながらアメーバはさらに増え、
アニーの周囲に終結してショーの観衆となりつつあった。
彼女のの脚に絡みついた一群はじわじわとむき出しのふとももを這い登ろうとしている。

「…!」
彼女は本能的に下半身をかばおうとしたが半液状の物体を手で押し戻すことはできない。
アメーバはアニーの懸命の努力をよそに、ゆっくりと下腹部に到達した。

「…う…ん…」
このままアメーバに呑み込まれて窒息するのか…?
アニーは覚悟を決めようとした。
だがそれは彼女の脳裏に忍び寄る、さらに忌まわしい想像を振り払うためのものでしかない。

アメーバがパンティを溶かしていくのが感じられる。
冷たい感触が膣の周囲で蠢いている。

アメーバは触手に形を変えたように、凝集してある程度の固さを持つことができるらしい。
アニーの下半身を包んだアメーバは、ゼリー状の姿の中に見えない指を実体化させながら
妖しい動きで彼女の下腹部をなぞっていた。
気がつくと、アメーバの一部はアニーの背後から胸を揉むような形で凝結している。

「(いやだ…そんな…)」
アニーはこれから起きることを半ば予想し、半ば受け入れられないままかぶりを振った。
しかし今やこのアメーバに淫猥な知性があることは明確だった。

アニーは硬く体を閉じて抵抗しようとした。
ところがアメーバは無理に侵入しようとはせず、
彼女の陰唇やクリトリスを優しく解きほぐし始める。

「(こんな生物に…!)」
アニーは屈辱と怒りで気が遠くなりそうになった。

「フーマめ…!」
アニーが声を出そうとした瞬間、触手型に凝縮したアメーバが彼女の口に飛び込んできた。

「うぐっ!」
アメーバはアニーの口で強引にピストン運動を始めた。
彼女が振り払おうとすると、先端が切れて喉の奥に滑り込む。
不快な塊が胸元を降りていった。

「ああ…んっ…」
とたんに彼女は自分の体がカッと熱くなるのを感じた。
すぐに乳首がしこり始め、アメーバに浸った下腹部に生暖かい液体が広がるのがわかる。
アニーは飲み込んだゼリーの意味を即座に理解し、彼女の怒りは絶望に変わった。

アニーの下腹部と胸を包んだアメーバは、内部に無数の指を浮かべて
いやらしく流動しながら彼女に降伏をうながした。

「くっ…!」
アニーは耐えようとするが、体内に入ったゼリーは
彼女の抵抗の意思を容赦なく溶かそうとしている。
アメーバの緩やかな刺激はアニーにとって耐え難いものに変わっていった。

「…い…いや…いやよ…」
そう言って頭を振りながらも彼女が体を閉じる力は弱まり
固い蕾が蜜のように変化していく。

「…んんん…」
歯を食いしばり、最後の力を振り絞ってアメーバの侵入を防ごうとするアニー。
しかしアメーバ内に漂うイソギンチャクのような触手群に
クリトリスと陰唇の周囲をなぞられ、アニーの下腹部は震え始めている。

「…ん…あ…ああっ!…」
アニーが口を開けると同時に棒状のアメーバがするりと体内に入ってきた。

その瞬間、なぜかアニーの心を故郷の星をフーマに滅ぼされ戦いの訓練に
明け暮れた日々の記憶が駆け抜けていった。

フーマの侵攻がなければ自分は今頃どんな人生を歩んでいたのだろう…?
今、故郷の星系をはるかに離れたこの地球で
薄汚れた倉庫の中で
いつか彼女を愛する人物が行うはずだった行為を
アメーバが無慈悲に奪い取っている。
アニーの目にうっすらと涙がにじんだ。

突然、アニーの体内に入り込んだアメーバが
大量のイボを生やした凶悪な形に変貌した。

「ううっ!」
感傷を吹き飛ばされ、アニーは大声を上げてのけぞった。
アメーバは先ほどまでのネチネチした動きとはうってかわって激しい上下動を始めている。

体験したことのない快楽の衝撃。
出血したはずだったが、脚の付け根に流れる暖かい液体の
ほとんどが愛液であることをアニーは思い知らされる。

ぐじゅる ぐじゅる ぐじゅる

さらに棒状のアメーバの周囲のイボは一つ一つが独立した意思を
持っているかのように動いてアニーの襞をかき回す。

ちゅぱっ ちゅぽっ じゅぽっ

一方胸にまとわりついたゼリーは粘液のパイプとなって
アニーの左右の乳房を吸っている。

「うあっ ひあっ あああああっ」
アニーははしたない声を上げ、思わずその場に腰を落とした。

アメーバに足をとられて仰向けに倒れた格好のアニーに
周りを取り囲むギャラリーのアメーバも触手を伸ばし始める。