特殊部隊S.T.S. 美人超能力隊員シェリル
第4章 ヴァーチャルシミュレーション2 調教
テキスト&挿絵 by 影法師
気がつくとシェリルは、何処とも知れぬ異空間にいた。茫漠として何も見えない空間である。そこにどこからともなくシャドウの声が聞こえてくる。
『シェリルよ。シャドウの異界へよく来た。これからお前にネミスのヴァーチャル調教を受けてもらおう。これを繰り返すうち、お前は捕らえられて淫らな責めを受けることに至上の快楽を覚えるようになる。そしてやがては、このシャドウの性の奴隷となるのだ。』
そうした言葉が確かにシェリルには聞こえている。しかしその声は直に潜在意識に語りかけてくるといった方が正確で、外部から話しかけられているような現実感はない。
『よし。まずは新たな快楽を教えてやろう。よいか、お前は人通りのない深夜の街でネミスの幹部ゲルと遭遇し、戦闘の末に敗れ、捕らえられたところだ。ネミスの本拠を突き止めるため、お前はわざと催眠ガスを吸い込んだふりをして捕まったのだ。今ゲルに連れられて裏通りを歩いている。行け、第一のヴァーチャル空間へ』
シャドウが言うと、シェリルの目の前にはその言葉通りの光景が広がっていった。
デルタシティのスラム街に近い裏通り。ゲルとシェリルはネミスのアジトに向かっている。シェリルは催眠状態を装い、ゲルに促されるまま、ふらつきがちに歩みを進めている。
「S.T.S隊員にしてはたわいないやつだ。よく見るといい女。よし、アジトに連れて行く前に少し楽しませてもらおう。」
人の気配がない教会の前まで来ると、ゲルはシェリルを建物の中に連れ込んだ。深夜の礼拝堂には誰もいない。ただいくつかのランプが堂内を照らし出し、ステンドグラスの鈍い光がほの暗い闇の中に浮かび上がっているのが見える。
ゲルはシェリルを祭壇の前まで連れて行った。
「ヒッヒッヒ、淫らな遊びをするのには格好の場所。まずはシャドウ様より授かったこの縄を使って……」
そう呟きながら、ゲルは背後に回って、何やら怪しい縄をシェリルの腰回りに巻き付ける。
(何をするの?……しかし…縛られたって、こんなやつすぐに倒せるわ。もう少し様子を見てから……)
シェリルは少し危険を感じたが、思い直してしばらく待つことにした。
ゲルはシェリルの腰から下に縄を垂らすと、何やら魔術書のようなものをコートの内側から取り出し、それを見ながら呪文を唱えはじめる。
「ネルトラーマゾルナーアルマラー……女悦縄よ、女体を縛めよ」
すると縄は意志を持った生き物の如く、シェリルの身体に絡みついていった。抵抗する暇も与えず、忽ちその先端はスカートを捲り上げ、パンティの中に進入したかと思うと、瞬く間に股間をくぐり抜け、ヒップの間を走って、陰部をきゅっと締め上げた。
「うっ……あっ…あっ」
(いやア……何なの!)
下半身に急に妖しい感覚が走り、シェリルは思わずその場に膝をつく。
「どうだ?縄の感触は。ヒッヒッ、よし、そのまま跪いて俺のモノを舐めろ」
ゲルは身体を覆った黒いコートの前をはだけると、中から黒光りしたペニスを取り出し、シェリルの目の前に突きだした。
(馬鹿な………そんな穢らわしいことできるはずがない。催眠ガスで逆らえないと思っているのね……。仕方がないわ、こうなったら…こいつを倒してしまおう)
敏感な部分を締め上げる縄の妖しい感触に耐えながらそう考えたとき、シャドウの声が秘かに思考を誘導する。
『シェリルよ。今ゲルを倒せば、ネミスの本部をつきとめる折角のチャンスが水泡に帰すぞ。指図に従うのだ』
その声を聞くと不思議と考えが変わって、破廉恥な命令にも従うしかないという気持ちになってくる。
(そ、そうよ……少し我慢すれば……)
シェリルはためらいつつもゲルの醜悪なペニスに唇を近づけた。反り返った肉柱を前にしてあまりの恥辱に再び戸惑いを覚える。しかし「早くしろ」というゲルの声に急かされ、仕方なくおずおずと舌先をペニスに這わせていった。ペニスの先端からは先走りの淫液が溢れ、粘っこく舌に絡みついてくる。
「よし、いいぞ。ではお前も感じさせてやろう。ネルトラーマゾルナーサルミナー、縄よ、刺激を始めよ」
ゲルがそう言うと、不思議にも縄全体が粘液を分泌しながら蠢きだし、パンティの中に侵入した股縄が秘芯やアヌスに密着し、ねちゃねちゃと前後に滑りはじめる。
「ああっ、いやっ」
思わず声を挙げるシェリル。
(縄が、縄が動くなんて……こんなことって……いやよ……んっ……ヌルヌルしていやらしい感触がっ……)
衝き上げる性感にヒップをブルッブルッと震わせる。
「どうだ。股の縄がたまらないだろう。さあ、もっと舐めろ。今度は咥えてしゃぶるのだ。そうすればもっと気持ちよくしてやるぞ」
ゲルが悪魔のように囁く。
(もう限界よ。ここでやめなければ……)
シェリルは拘束された両腕に力を込めた。
だが、そこで再びシャドウが介入してくる。
『シェリルよ。ゲルが油断している今がチャンスだ。奉仕を続けよ。そしてテレパシーを使ってゲルの思考に潜入するのだ。ネミスの本拠が知れるぞ。』
そう囁かれると、影の指令には逆らえない。シェリルは縄の刺激に耐えながら、屈辱の淫戯を再開する。ゲルの命令通り、忌まわしくも亀頭部を咥え込み、口の中で舌を使いながら巨大なペニスを舐めしゃぶる。
(も、もう少しの辛抱だわ。うっ…ああっ……テ、テレパシーでネミスの本拠を探りさえすれば……)
そう思いこまされ、けなげにも口唇奉仕を続けるシェリル。縄の快楽によってとろけそうになる理性を必死に留め、S.T.S隊員としての意識を保つ。
『それでいい。そのままテレパシーを使うがよいぞ。』
シャドウが促す。
(そ…そうよ、今ならゲルも油断しているわ。ああっ…ン…んっ……集中してテレパシーを……)
シェリルは霞がちな意識を覚醒させ、ゲルの思念を探るべく、精神を集中してテレパシーを飛ばしていく。
しかしその瞬間、得体の知れない感覚の波が一気にシェリルの身体に押し寄せた。
(いや!!何なの!?)
何かどす黒く猥褻な嫌悪覚。しかし同時に限りなく蠱惑的な妖しい快感。それが一瞬にして身体の中心を流れた。同時に下腹部では、クリトリスが膨張し大きな肉悦の塊となって弾けそうな感覚が発生する。
(な、なにっ……これは??……ゲルの感覚がシンクロしてしまったの?……)
慌ててテレパシーを停止しようとするシェリル。しかしシャドウがそれを許さない。
『シェリルよ。やめてはならぬ。任務のためだ。そのまま続けよ。』
闇の声に操られ、是非なくゲルとの感覚同調を維持する。戸惑うシェリルにゲルの怒声が畳みかける。
「そら、どうした?しっかりしゃぶらないか!!」
シェリルは仕方なく、おずおず肉柱への奉仕を再開した。
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