管理人さん、私のつたない体験読んでいただいて有難うございました。風を身に受けるのは最高ですが、風邪だけは絶対引きたくないですね。大好きな半ズボンも穿けなくなるし。 7月の猛暑も終わり、もう普通の格好に戻ってもよさそうなのですが、太腿を出す爽快感をどうしても忘れられず、普段着は未だに半ズボンになってしまいます。ただ、今まで愛用していたジーパンの加工品はついにだめになってしまいました。そこで、股下10センチメートルの女子バレーボール用のジャージ短パン(この女性用が1番イメージ的に合っていました。男性用は長すぎるのとダボダボすぎてお話になりません)を購入し、11月25日、お気に入りの、白地に赤縞の半袖ポロシャツと共に、北九州市にあるスペースワールドに乗り込みました。2ヶ月に1度の割合で、息子の事故の後遺症の治療の為、佐賀県まで行きますが、その帰りでのレポートです。
北九州市八幡東区、八幡製鉄所跡地が、スペースワールドと言う遊園地に変わって20年になります。絶叫系遊園地では、東の富士急ハイランド、西のナガシマスパーランドは有名ですが、九州ではこのスペースワールドが、絶叫マシン(主にローラーコースター)の天国と言っても過言ではないでしょう。ローラーコースターだけで、屋内も含めて6基もあり、水濡れ系アトラクションも凝った造りで充実しています。開園時間の10時少し過ぎから、閉園時間の4時半までたっぷり遊びました。私達一家は、スペワ(地元の人達はこう呼ぶ)との相性が良いみたいです。 まずは、キッズコーナーの遊具で。タイタンV(ここの3大コースターの1つ。後述)をバックに、いい大人3人がキッズアトラクションとは少し引ける…… でも、事故を起こして以来、ある種のカンが鋭くなった息子、ゆっくり家内のコースター恐怖症を解きほぐしてくれました。 そして、水濡れ系アトラクション最右翼のツインマーキュリーアドベンチャークルーズ。関東で1番それに近いのは、ラクーアのワンダードロップですが、スペースワールドのこれは、洞窟の中の暗闇でのスプラッシュ、2回転ぐるぐる回ってのスプラッシュ、そしてワンダードロップより2メートルも高い16メートルの滝からのスプラッシュとかなり濡れますがとても楽しいです。私は半ズボンとサンダルだった為、最悪ビチョビチョは免れました。息子は、これが大好きで、3回も乗りました ローラーコースターでは、ごく一般的なスペースコースターでゆっくり慣らしていきました。子供用だが、森の中を疾走するシチュエーションがとても気持ちよい大好きなクリッパーも3回乗りました。 3大コースターで最初に手を出したのが、タイタンV。高さ60メートルから60度の角度で落ちるのだが、何故か、家内は怖がっていない。体感恐怖は本当に奥が深い。こうなればヴィーナス、ザターンと弾んでいきます。結局3大コースターはタイタン2回、ヴィーナスGPは2回、そしてザターンは3回でした。 ヴィーナスGPは、とてもエキサイティングかつ、とても気持ち良いループコースターです。怖いのは最初だけ。それも最初から思いっきり落ちないで、最期まで落ちるのは2度目の山からなので、ループに入る時も自然です。そしてループから出る時は、完全にエキサイティングモード。自然と思い切り吼えたくなります。終わる頃には最高の気分です。 さて、最期の白眉はザターン。私はかつて、これに乗りたくて、最初のスペワ訪問を果たしたのです。 富士急ハイランドは私の絶叫マシン大好きになる原点ですが、その余波はギネス級コースターの探索に向かいました。そして、アメリカのCedar Pointにある、Top Thrill Dragsterと言う化け物マシンに目が留まります。らばQで、「本当に失禁してしまうなんて」と取り上げられたマシンです。最期に、女の子が派手にお漏らしし、おじいさんもチビってしまった写真が掲載された記事が載っていました。何しろいきなり急加速で出発し、4秒で最高時速190キロに達し、そのまま垂直に128メートルのタワーを登り、登りきれば270度のきりもみで垂直落下。勢いが足りなければタワーを上りきれずに恐怖の逆走もあり。垂直落下後は体制も元に戻り、カッ飛びながらフィニッシュとなる過激なものです。そして、これをさらにスケールアップして135メートルのタワー、時速206キロのスピード、そして落下後は1バウンドのキャメルバックを付加したKingda Kaが登場します。もう、興奮しました。日本にも似たようなコースターはあるのだろうか。有りました。それがザターンです。ただ、規模は小さくKingda Kaの約半分。ホームから急発進し、2.5秒後には最高時速130キロに達し、65メートルのタワーを約垂直に駆け上り、落下時は270度のきりもみは大きさ上無理なので90度の方向変換にとどまっているものの、1バウンドのキャメルバックも付いてます。まさにミニKingda Ka。これら、Top Thrill Dragster、Kingda Ka、ザターンはいずれもインタミンと言う会社の製品です。だから、似てます。この会社で有名な日本にあるコースターは、ラクーアのサンダードルフィンです。 ザターンの乗り場に着いたら、出発前からバンザイしようとした一団がいて係員に止められました。 「発進時に勢いで腕を持っていかれます。頂上に着いてからにしてくださいね」 小生未だにザターンでのバンザイは経験していません。Cedar PointのTop Thrill Dragsterでバンザイしている人達がいる事を思い出し、タワーを昇り切る少し手前から思いっきりバンザイ。世界が変わりました。今まで、楽しいと思いながらも、どこかしっくりしていなかったのです。頂上での爽快感と落下時の気持ち良さが、目の覚める思いでした(頂上でも少し浮きました!!!)。体一杯に空気を受け止めなきゃ。思い切り叫ばなきゃ。そして、最期のキャメルバック。思いっきり浮いてる。残念ながら急ブレーキですぐストン、もう終わり。でもスッキリ。出口を出ると足が、そのまま入り口に向かってしまいました。今度は1回待って最前列へ。ザターンはやはり最前列が1番です。
気持ちが高ぶって再び長文に、失礼しました。今回は、半ズボンの記述が少なくてごめんなさい。でもやはり、半ズボンはアウトドアの活動に結びついてしまいます。11月25日、冬も近いと言うのに、半袖半ズボンで遊園地で子供ながらに遊び回るとは我ながらあきれてます。いや、ほとんど子供でしょう。 半ズボンを穿いて、無心に遊んでいたら、少年に若返れるのではないか。本気で、そう思い込んだ1日でした。
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