由緒沿革


御祭神
たけみなかたのかみ
おおやまくひのかみ
ことしろぬしのかみ
建御名方神
大山咋神
事代主神


由緒沿革

 昔この地方は信州地方との交易が盛んで魚津の諏訪浜には信濃國諏訪本宮に豊漁を願って御 (初魚)を奉納する習慣があり、神社は同大社から分霊をこの地に奉斎された。やがて越の大社となり諏訪の神垣の杜と栄えたが北海の波涛荒く社地は遥か沖合いとなり天正年間魚津城主河田豊前守が社殿を再建したが、また連年の猛波の為社壇破壊した。そこで氏子は寛永十一年(一六三四年)現在の魚津漁業協同組合あたりに諏訪社を漁業の神と再興したが社地はいよいよ狭隘となった為、明治六年八月十七日加賀國金沢藩魚津塩倉跡つまり現在地に正遷座した。昭和七年六月十九日本町二丁目九番十四号鎮座日吉社を合祀して諏訪神社と改称した。
 平成七年六月十二日本町二丁目一番一号鎮座諏訪社を合併して今日に至る。



国の重要無形民俗文化財(平成九年十二月指定)
たてもん祭り
夏祭り見物

 高さ約十六米もある大柱に九十余りの提灯を三角形型につるし下げその下に絵額をつけて長さ十米、帆を揚げた舟の形をし台の構造がそり型になっており総重量約五トンあり七基のたてもんが曳き廻される。たてもんは、海難除災・豊漁および息災延命の祈願漁労への感謝を含む漁民の長い間の熱烈な信仰を表したもので現在の形式に固定されたのが享保年間(一七二〇年頃)であったという。氏子が祭礼に海の幸を山と積んで奉った。たてまつるものの祭りがなまってたてもん祭りと呼ぶようになったと伝えられる。



年中祭典行事
神楽太鼓
一月一日 歳旦祭
一月十一日 起舟祭
一月十七日 祈年祭
一月二十六日 鎮火祭
四月十七・十八日 春祭
六月三十日 大祓
八月七日 例祭
八月第一金曜・土曜日 たてもん祭り
十月二十日 ゑびす祭り
十一月中旬 七五三詣
十一月二十三日 新嘗祭