アイネイアーと |
ミュレーシアの |
『ひ・み・つ・の小部屋っ』 |
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5/18更新
ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・
アイネイアー(以降あ):こんばん……。
ミュレーシア(以降みゅ):ちょっとちょっとちょっと!!
アイネイアーってば、違うでしょ!
まず、ジャンケンだってば!
あ:…………。本当にする気?
みゅ:もっちろんだよ! このために、今日は気合入れてきたんだからっ!!
あ:…………。
もう……そんな無意味な事ばっかり、頑張るんだから……。
みゅ:さあさあ!
いっくよ〜!
じゃーん、けーん……!
あ:……ちょ、ちょっと待って!
みゅ:待たない待たない。
ほらほら!
じゃーん、けーん……ぽいっ!
みゅ:(ミュレーシアはぐー)
あ:(アイネイアーはちょき)
みゅ:いやった〜〜!!
あ:………………(じっと自分のちょきを見詰める……)
みゅ:今日はボクの挨拶ねっ!
さって……どんなのがいいかな〜〜〜♪
あ:……ちょ、ちょっと待ちなさい!
こんなのひどいわっ! 第一、不純でしょ? やっぱり普段通り……!
みゅ:………………。ふう。
アイネイアーってばおうじょうぎわがわるいなあ〜〜。
あ:だ、だってこんなの…………偶然的な要素も強いし、博打みたいだし……。
みゅ:だっからいいんじゃない。どっちが勝つか分からないからいいんでしょー?
ボクにだって負けるかのーせーはあったんだし。ほら、平等じゃない。
あ:でも……!
みゅ:あーもー、アイネイアーってば、前回約束したじゃない。約束破る気?
あ:そ、そういう訳じゃないけど……でも……。
みゅ:約束は約束。
勝負は勝負。
今回はボクの勝ち。でしょ?
あ:………………だって。
みゅ:はいはい、勝ちは勝ち、負けは負け。
さってと(ぱらぱらとメモ帳をめくる)。むっ、今回はこれでいこー!
あ:………………。
なにか、変なのじゃないでしょうね……?
みゅ:挨拶だよ、挨拶。挨拶に変も普通もないでしょー?
あ:そりゃあ……そうだけど……。
みゅ:ほらほら。じゃ、アイネイアー。ボクの後に続けて挨拶してね?
あ:う、うん…………(不安そうにミュレーシアを見る)。
みゅ:じゃいっくよー!
「ずどらすとヴぇいてぇ〜!」 ミュレーシアでーす!
あ:「ずどらす……」?
えっ? 何?
みゅ:まったくもー、アイネイアーってば、挨拶も出来ないの?
あ:というより!
出来る訳ないでしょ!
どこの言葉よ!?
みゅ:あー……えー……。
ちょっとまって。
あ:……………………!!
どこの言葉かも覚えてないような挨拶、使わないで!!
みゅ:えー! だってさーせっかくのきかいだしー……。
あ:もうっ! 私、知らないからねっ!
みゅ:あー、ひどいよっ!
約束したじゃない〜!
あ:そりゃしたけど…………。
もーーーっ!! 今回限りですからねっっ!!
みゅ:ちぇ…………じゃ、もいちど。
せーの!
「ずどらすとヴ……」……………………。
あ:…………? どうしたの?
みゅ:……………………。
いたー…………舌かんだ……。
やっぱりつかいなれない言葉なんて、使うべきじゃないよね〜〜。
あ:もーっ!
ミュレーシアってば!!
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みゅ:ゆーめー人になるとさー、色々あるよね〜。
あ:(ぶつぶつ……)
みぃ:あ? アイネイアー? どうしたの?
あ:…………。今日、挨拶なしで始めざるを得なかったのが、苦痛なのよ。
どこかの誰かさんのお陰でね。
みゅ:は……あ、ははは……。
もー、アイネイアーってばしつこいんだから。
それよりさー、これみて、これ。
あ:………………(ミュレーシアの手元の記事を覗き込む)
…………やっぱり人間て、不愉快な事があると、相手を批判したくなるものよね。
みゅ:へっ?
あ、あの、いや、そーじゃなくてさ?
ほら、ゆーめー人になると、あちこち色々とたいへんだなーって……。
あ:ええ、分かってるわよ?
有名人になると、イメージ戦略も大切になるから。
逆に、そのイメージにあやかろうと、群がって来るものが多くなってくるっていう事よね?
みゅ:あ〜〜え〜〜。
あ:大体、彼も悲惨よね。父親が無駄に有名だから。
その分色んなものを余分に背負わされて……。
人生悲喜こもごもだから、何が良くて何が悪いのかははっきしないけど
……それでも、こんなくだらない広告の為に話題になるなんて……彼の人生も微妙よね。
ま……それでもお金になるんだから、いいのかもしれないけど。
でも、笑っちゃう広告よね……。まるで彼の人生に当て込んだみたい……。
この広告作った連中、一体何考えて、この広告に彼を使ったのかしらね……!
みゅ:(うっひゃ〜〜アイネイアーってば、てんぱってるよ〜〜(^_^;) どうしよう……)
あ:ふふっ。全身にパワーがみなぎるっていうのが笑っちゃう……。
一体何の広告だったのかしらね……?(くすくす……)
みゅ:(あ、アイネイアーってば、壊れる……?)
あ:ねえ……ミュレーシア?
男の人にとって、自分が使われて屈辱に感じる広告って、どんなものかしらね……?
たとえば……精力剤とか?
それとも……うふふ……。
みゅ:あ、あのー、アイネイアー、そこまで言っちゃうと、やっぱり色々とさー……。
あ:色々?
色々って何?
……ミュレーシアには、この話題ってそんなに恥ずかしいの?
単に広告の話だっていうのに(くすくす)
みゅ:えー、いやー、そのー……。
あ:私別に、そんな変なもの考えてないわよ?
……ミュレーシアったら、そんな変なもの考えたの?
みゅ:あ、いや、だからね、その……。
あ:ねえ、一体何を考えたの……?
そんなに言いづらいものを考えたの……?
みゅ:あーもうっ!
そんな訳ないでしょ!
だから、この話はおしまいっ!!
あ:またミュレーシアったら……。
すぐそうやって逃げるんだから……。
ねえ、ほら、言ってみなさいよ。
みゅ:あー、もうっ、しつこいってば!
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みゅ:あーもーさっきはひどい目にあったよ……。
今日はできるだけ、ボクから話ふらないよーにしよー……。
(画面を覗き込む)
…………なに、これ?
あ:(横からひょこっと)へええ、ミュレーシアってば、こんなものに興味があるの!
みゅ:ひょええええっ!?
あ、あ、アイネイアー!?
あ:へええ。『感じるブラ』?
……ミュレーシアも隅におけないわねえ。
こういうものに興味を持つなんて(うふふ)
みゅ:あ、あ、あ、あのねっ!
これはぐーぜんっ!
ぐーぜん、このサイトがひらいてーっ。
あ:ふ〜ん。偶然?
偶然ねえ……?
それにしては、ずいぶん都合がいい時に開いたものね……?(くすくす)
みゅ:いや、だからっ、もーそれはいいからっ、これ見てよ!
着心地がいいんだって!
別にそんな変なブラじゃないよねー!
あ:商品名の付け方は、何か別なものを狙ってるようにも見えるけどね。
みゅ:だからーっ、それはかんぐりすぎでしょー?
別にそういうのを考えてつけた訳じゃ……。
あ:ふーん……。
でも、これに出てくる下着は、下着メーカーの夢だと思うけど……。
みゅ:(あうう……やっぱり言ってきたかあ……(T_T))
でも、でもでも、それはしょせん、マンガの話だよ〜。現実にはそんなのないし〜〜。
あ:ふーん、そお?
『感じるブラ』って名付ける事自体が、そういうものを意識してるとは思うけどね……。
メーカー自身も、こういってるみたいよ?
みゅ:(あう……(^_^;))
あ:ま、確かに漫画とは違うから?
「ああいう」ものを目指した訳じゃないでしょうけど……
でも、「着心地快適」、「脱いでるより、着けていた方が心地良い」っていうを、
目指している証なんじゃないかって思うけど?
ミュレーシアだって、着けていて、気持ちいいものの方がいいでしょう?
……あ、御免なさい。
ミュレーシアは着けるほどサイズなかったっけ。
みゅ:むっ。そ、そんな事ないよっ!
ちゃんとつけてるよっ!
あ:……ほんと?
今も着けてる?
みゅ:い、今はつけてないけどさ……。
あ:あら、そう(くすくす……)
みゅ:うにゅにゅにゅ……(アイネイアーってば〜知ってるくせに〜〜)
と、とにかく、着心地がわるいより、いいほうがいいじゃないっ!
そ、そういう意味なら、かっきてきだよね〜〜!
あ:そうね……ほんとにいいならね。
でも、万人にとってそうとは限らないけどね(くすくす……)
みゅ:あう、あううう……。
……………………。
だっしゅっつ!!
あ:あ、ミュレーシア!
どこへ行くの!?
待ちなさい!
みゅ:うわーん、もうかんべんしてよぉ〜〜!!(><)
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みゅ:もー今日のアイネイアー、こわいよー……。
完全に切れてるし……。
うわーんっ、誰か何とかしてーっ!
あ:…………誰かに救いを求めても、しょせん自分で何とかしなければ、どうにもならないものよ?
みゅ:うわっ!
アイネイアー!?
一体いつの間にににっ!?
あ:うふふふ……っ。
ほら、これを御覧なさい。
みゅ:へっ……?
へえええ……っ。すごいね〜〜。
女の子ばっかりだったのに、強盗捕まえちゃうなんて……。
あ:そうね。人間、やる気になれば、どんなことでも出来るっていう事ね。
……でも逆に、助けを求めてばかりでは、何も出来ない。
みゅ:(ぎくっ)
で、でも、ほら!
『じんじをつくしててんめーを松』っていう言葉もあるし……!!
あ:『人事を尽くして』っていうのは、『自分が出来る限りのことをして』っていう事よ?
…………天命を待つ前に、何か他にする事があるんじゃないかしら?
たとえば、こういうのとかね?(くすくす……)
みゅ:うにゃあ!!
こ、これって違うよぉ〜〜!
これは逆恨みじゃ……( ̄□ ̄;)!!
あ:(くすくす…………)
みゅ:(びくうっ!!)
ひ、ひいぃ!
アイネイアー、怖いよ〜〜!!
だ、だって女子大生の人達だって、4人がかりだったじゃない〜〜!
ぼ、ボクは1人じゃないっ!
ひ、1人じゃとーていむりっ! 絶対!
あ:…………?
一体何が無理だっていうの? 別に何もしてないんでしょう?
……それだったら、別に脅える事もないじゃない……(くすくす)
みゅ:あ、アイネイアー!
分かってて言ってるでしょ!?
ぜぇ〜ったい、分かってて言ってる!
あ:あら、分かってて言ってるって、何の事?
別に私には他意はなくてよ?
……ミュレーシアの考え違いじゃない?(くすくす……)
みゅ:うええぇぇんん!(><)
ひ、ひどいよ、もうぅ!
あ:あら、人聞きの悪い。
私が何かしたというなら、はっきりそう言っていいのよ?
……ほら、言ってごらんなさい?(くすくすくす……)
みゅ:い、い、言える訳ないじゃないかあ!
(ダッシュして、脱兎のごとく逃げる)
あ:…………くすくすくす。
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みゅ:ふ、振り切ったかな……??(きょろきょろ……)
あうー、アイネイアーってば、あの程度の事で怒るんだもん、心が狭いよぅ。
あれくらい、毎日のジョークじゃないかあ……。
……まあ、アイネイアーは礼儀正しくするのが天性みたいだからなあ……。
こういうところで、ちゃんと挨拶できなかったのが、結構ショックだったのかも……。
あ:そうね。挨拶だけは、いつもきちんとやっておきたいと、いつも思っているから。
今日みたいにふざけているうちに、うやむやになっちゃうのが、1番嫌なのよね。
みゅ:ひぁああああっ!?
あ、ああ、アイネイアー!?
い、いつの間に!?
あ:そこまで驚かなくてもいいでしょう?
大体、私達の行動範囲なんて、決まっているようなものなんだから。
ちょっと足を伸ばして調べれば、どこにいるかなんてすぐわかるじゃない。
でも、実験室にこもっているなんてね。お母様に怒られるわよ?
みゅ:あうあう……。
あ:でも……この話題にはちょうどいいかも(くすくす)
ほら……。
みゅ:い、いやだよぅ、また変な話なんでしょ?
あ:人の趣味は多岐に亙るから、個人的な趣味が他の人から見て、
奇異に見えるのなら、この話題も変な話題かもね。
……見ないなら、別にいいけど?
みゅ:………………うーっ。
分かったよう。見るよう……。
……………………(しばし沈黙)
あ、アイネイアー、これって……!!
あ:ん? 面白いでしょう?(くすくすくす)
みゅ:……………………(手にした記事を、体から離しながら)
な、泣きたい……。
あ:ふふふっ。
人の趣味って、わからないものね。
こういう人って、生身の人間とはどう付き合っているのかしら?
ただ性癖というには、ちょっと変わってるし。
みゅ:ちょっとじゃないよ〜〜変わり過ぎてるよ〜〜〜!(T^T)
あ:あら? そうかしら?
大体、世の中には獣姦好きっていうのもいるし、
同性じゃないと勃たないっていう人もいるし……。
そういう目で見るのは、偏見じゃないの?
みゅ:そーゆー問題じゃないよー!
これって怖いよ〜〜!
あ:くすくすくす……。
面白いわよね……こういうのに、人権は通用しないでしょうし……
でもこれって、売春っていうのかしら?
ねえ……どう思う?
みゅ:わかんない……というより、分かりたくないよ〜〜!(><)
あ:うふふ……そうねえ……ミュレーシアなんて、可愛いし……もし、死んだら……くすくす……。
みゅ:……し、死ねない。
ふつうとはぜんぜんちがう意味で、死にたくなくなちゃった……!(T_T)
あ:くすくす……でも、これって自殺防止に役立つかもね……。
死んだ後の事なんて知らないっていう女の子がこれを知ったら、死ぬ気も失せるでしょうに。
みゅ:…………ほんとに。
死んだ後でも、そんな心配しなくっちゃいけないなんて……。
あ:昔は日常茶飯事だったでしょうけどね……。
今は、買う側の方でも選り好みするし、売る条件も色々難しいし
――商売として成り立つようなものじゃないんじゃないかしらね?
だから、そこまで心配する必要はないんだけどね。
みゅ:いまさら遅いよ……(T^T)
あ:くすくす……。
セルフディフェンスは、死んだ後でも重要っていう事ね。
みゅ:あう……(ーー;)
ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・ー・−・−・−・−・
みゅ:もーっ!!!
今日のアイネイアー、ひどいよー!!
いじめだよ〜〜!
別にちょっと挨拶できなかっただけなのに〜〜!
ひどすぎる〜〜〜!!
あ:別に……私、ひどいことなんてしてないわよ?
ただちょっと、きつい事言ってみただけじゃない。
みゅ:ちょっと!?
ちょっとじゃないよ〜〜(T^T)
きつすぎるんだもんっ。怖いよっ!
あ:まあ……ちょっと、いじめてたのはあるけど。
大体、ミュレーシアがふざけるのがいけないでしょう?
みゅ:そーかもしれないけど……今日は話も変なのばっかりだったしー。
もっと真面目なお話もしよーよー(T_T)
あ:はいはい。
ちょっといじめすぎたかもしれないわね。
そんな潤んだ目しないの。
これからはもうちょっと真面目にしましょうね。
みゅ:そーだようーえぐえぐ……(><)
あ:分かったわ。
あ、そうそう。言っておくけれど、
次回の挨拶は前と同じように、きちんとするから。いいわね?
みゅ:うう……。
分かった……。アイネイアーを怒らせるの怖いもん。
あ:別に私、怖くないけど。
まあいいわ。
じゃ、最後のご挨拶。
皆様、私達の他愛ないおしゃべりに長々とお付き合い頂きまして、誠に有難うございました。
みゅ:あう……。
ありがとーございましたー……。
あ:この度は大変な醜態を晒してしまい、誠に申し訳ございませんでした。
今後はこのような事がないよう、努めたいと存じますので、ご容赦頂ければ幸いです。
みゅ:うう……すいませんでしたー。
あ:本日はここでお別れいたしますが、また次の機会にお会いできる事を、楽しみにしております。
みゅ:またお会いしましょうね〜〜。
あ:では皆様。ごきげんよう。
良い一日を過ごされますことを、心から願っております。
みゅ:それではー……皆さん、さよーならー。
あ:ほら、やれば出来るじゃない。
まあ……手抜きだけれど、次はもっとしっかりとやりましょうね♪
みゅ:あう……(アイネイアーが怖いだけだよ〜〜(T_T))
あ:次は今日の失態を取り戻すんだから。
頑張らなきゃね。
みゅ:うん。
頑張る。……できるだけね。
『ごがつじゅうはちにち
今日は、アイネイアーのいんしつなこわさをしった一日でした
これからは、できるだけ、アイネイアーをおこらせないようにしたいと思います まる
みゅれーしあ』 |
(本日はこれにて。また、次回お会いいたしましょう……)
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