「神羅」の手に捕まり、拷問専門のグループに引き渡されたティファ。



拷問専門――それが何を指し示すのが、ティファ本人にさえ、要として知れなかった。
無機質な白い部屋に押し込められて、すでに小1時間が経とうとしている。
何をする気なのか――あるいは本当に何かする気があるのかと、考え初めていたところに、私服の男が一人と、何人かの学者風の男が入ってきた。
「くっ……」
ティファは身動きの出来ぬまま、男達を睨みつける。
男達はティファの体を舐めるように見詰め、時折互いに声を潜めて話し合い、
何かを吟味しているようだった。
「何よ! 拷問するんでしょ!? するならしなさいよ!」
ティファが気丈に叫ぶ声も聞こえぬかのように、男達はひそひそと言葉を交わし続ける。
と――男達の動きが変わった。
それぞれ何か目的があるかのように動き始め――部屋の中に機材が運び込みはじめる。
銀色の輝く、ティファにはその名も、目的もわからぬ機械ばかり。
そのそれぞれが、ティファを囲むように設置されて行く。
「くうっ……!」
身をくねらせて、ティファは唸った。
絶対何もしゃべらないんだから――!
そう心に決めながら、ティファが歯を食いしばっていると、あの私服の男が一人、
近付いてくるではないか。
ティファは男を睨みつける。
それでも男の反応は希薄だった。まるで、実験動物か何かと相対しているつもりでいるかのようだ。
その手には、くすんだような赤い色の石がはまった首輪を持っていた。
「なによ、それ……!?」
無論、ティファの問いに男が答える事はない。
男は、身動きできぬティファの首に、その首輪を巻きつけた。
かなりずっしりとした重量感のある、頑丈そうな首輪だ。
「こんなものつけて……何しようっていうのよ?」
馬鹿にしたようなティファの問いかけも無理はない。
男がその後取った行動は、更に奇怪なものだった。
何と、ティファの体の戒めを解いたのである。
後ろ手に縛り上げた手錠はそのままにされていたものの。
「……!? 一体どういうつもりよ?」
男は一歩、ティファから遠ざかった。その、爬虫類じみた、無機質な目は変わらない。
一体何をされるかは解らない。しかし、縛を解かれたなら、その機会を逃す気はない。
ティファは壁をこすりながら立ち上がり、挑みかかるように周囲の男達をねめつけた。
男達は静かにティファの動向を見守っている。
ティファから見れば、男達は隙だらけだった。これならこのまま――。
「はっ……あ、ああああ?」
体が、むず痒い。
「あ、ああああっ……!」
お腹の底が――ありていに言えば、子宮の底が、熱い。燃えるようだ。
ぐらぐらとした熱湯を注がれたかのように、ティファの額から、どっと汗が噴出す。
「な、何……あ、ひぃああっ!!」
ティファは腰を屈めて、身をよじった。
「ううううんんんっ……!」
腰がひくひくと震えると、ティファは唐突にこみ上げる尿意に耐えられなくなった。
「ひっ……ああああっ!」

股間の間がぼっと熱くなり、そこから堰を切ったかのように迸り出る、流水。

自分がおもらしをしているのだと理解するのに、ティファには、数秒の時間が必要だった。
「あっ、あっ、あっ……こ、これって……!?」
ショーツの中でうねりながら、スカートの前に流れ込み、
その生地を伝ってしとどに流れ落ちるおしっこの迸りに、ティファはうめいた。
自分が信じられなかった。
しかし、それが抑えられない。
「や、やだっ! やだようっ! み、見ないでっ! 見ないでえっ!」
より腰を屈め、男達の視線から、出来るだけおもらしを隠そうとするが、
スカートの下から流れ落ちるものは隠せない。
そのティファを、あの私服の男が引き寄せる。
「あ、ああ……や、やめて! やめてよ!」
後ろ手に縛られた腕を引かれて、ティファは男の腕の中へ背中から抱きこまれた。
体が異常に敏感になっていた。
腕を引かれただけなのに、飛び上がるくらい、体が震えた。
何も答える事もなく、男はティファの服をつかむと、そのまま強引に引き裂く。
「ああっ!」
ひんやりとした外気が、火照った肌に染みた。
食いしばった口元から滴った唾液が、胸の狭間に落ちただけで、
胸がぎゅうっとつかまれたかのような圧力を感じるくらいだった。
「あ、ああ、あああっ!!」
ティファはどうしよもなく、体をよじった。
自らの重みで胸が揺れるたびに、乳房の中に異様なうねりが生まれる。
それはティファの中の、なんともいえぬような妖しい火照りを煽った。
「あ、あ、あ……ああ……あああ……」
喉が震える。
舌先から、絶える事なく、唾液が滴った。
男の手が、そのティファの胸をつかんだ。
「あうっ、ひいいいいいっ!」
ティファの叫び声が、室内にこだまする。
男の手は、力加減というものを知らぬように、汗まみれになったティファの大きな乳房を蹂躙した。
その重み、その張り、柔らかさを手のひらで楽しむように、こねまわし、形を変える。
「あっ、あっ、あっ、あああっ、あああっ」
断続的に声を漏らしながら、ティファは髪を振り乱し――
この強烈な刺激を与える男の手から逃れようと身をよじった。
しかし、男の手は頑強だった。ティファを抱えたまま、離そうとしない。
それどころか、より力を込めてもみ始める。
「やあ、あああっ!」
それが、叫びなのか、あえぎだったのか、ティファにもよくわからなかった。
ただ、男の手から与えられる刺激は、物理的な衝撃のごとくティファの脳裏にひらめき、
神経を焼き尽くさんばかりに繰り返し、炸裂した。
ティファは再び、失禁していた。それは単なる失禁ではなく――。
「は、あああっ!」
もまれるたびに、乳房が重くなって行くのを、ティファは感じていた。
重くなり、風船のように張り詰めて、行き場もなく……。
「や、やぶれちゃう……やぶれちゃう……!」
確かにティファの大きな胸は、それまで以上に大きくなりつつあった。支えきれないほど。
本当にまるで、水を一杯に流し込まれた水風船であるかのように。
「あ、あ、あああっ、ああああっ……!!」
そして――ティファの胸は破裂した。
「はあああああっ……!!」
胸の先端より迸る乳汁。
男の手がより乳房の中に潜り込むたびに、突き出した先端から、
本来なら出る事のない汁が、とめどもなく迸って行く。
「ひぃ……いいいいっ!」
ティファは歯を食いしばった。
そうでもしないと、狂いそうだった。
ひたすら体は刺激を求め続けていた。しかし心は――。



だめ、だめよう、やめてぇ!!



声に出すことも出来ない叫び声を、心の中で響かせながら、
ティファは男の手から逃れようと必死に体をよじらせた。
だが男の手は、これまで以上にティファの胸を握り締め、決して離そうとしない。
ティファの胸から迸った乳汁は、無機質な白い床の上の妖しい水溜りとなって、艶光っている。
ティファは腰をくねらせた。
また尿意が訪れたのだ。
またおもらしてしまう。
唇の間から溢れ出した唾液は、ねっとりとティファの喉を伝う。
そして――膨れ上がった乳首からは、いやらしい乳汁が……。
「は、ああ、ああああっ!」
ティファはこらえきれず、叫び声を上げた。
それが、拷問の第一歩である事も知らずに。

彼らの拷問儀式はまだ始まったばかりなのだから。
ティファに巻きつけられた首輪に嵌められたあの赤い石は、赤黒い明滅を妖しく繰り返していた……。

■FF7のティファ。
今までよりエロ度高めに描いてみたつもりです。
この後の状況も描いてみたいと思っていますが……どんなものでしょうね?