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〜第三日目〜シガツェ観光
Nov.19.2003
03年11月7日
8:00am
ホテルのレストランで朝食。
バイキング形式でいろいろ用意されていたが、
昨夜の高山病との戦いに敗れてほうほうのていの私は、
お粥をすこしだけいただくことにした。
ちょっと妙なというか余計な味付けがしてある感じで美味しくない。
お粥にピリからな味をつけないで欲しい。
ちなみに、チベットの割り箸はビニールの袋に入っていて、
自分で袋を破って箸を割るという感じで衛生的ではあるのだが、
たまに、袋がすでにやぶれていて、中の割り箸もすでに割られていて、
接着剤で軽く接着してあるようなのがあったりして非常に恐怖だったのだった。
8:30am
ガイドがホテルに迎えに来る。
ホテルをチェックアウトして、車でラサを出発。
同乗者は、私と漢族のドライバーとチベット族のガイドの3人である。
ヤノンサップ川を登り、西方の街シガツェへ向かう。
街を離れると、もうそこは山道。
10:00am
小休止。あと2時間、山道を走る予定。
砂利道だし道はうねるし、車酔いをする方にはオススメできない。
私は乗り物酔いはしない方なので平気ではあったが、かなり揺らされる。
高山病も、昼間は、あまり症状がでないようだ。
ちょっと歩くと息が切れる感じではあるが。
11:15am
車が故障したらしく、山道の途中で停止。
漢族のドライバーが手際よく修理してくれたおかげで、10分程度で直る。
こんなところで野宿はいやかも。死ななければ面白いかもしれんが。
11:35am
道が徐々に悪くなる。砂埃で前方何も見えない。
しかし、漢族のドライバーは平均時速50キロで山道をとばす。
途中、狭い道を、車同士がすれ違う。
この状況が、おわかりだろうか?
我々の車は、前のトラックに続いて、車一台分の道をすり抜けていくわけだが、
すぐ左上のトラックがバランスを崩して、こっちに倒れこんで来たら、いっかんの終わりなのである。
漢族のドライバーは、すでにこの車で20万キロ走破しているというベテランらしい。強運に期待する。
12:20am
山間のチベット族の店で昼食。
マーボートーフ、ホイコーロー、卵焼き入り中華スープか?
美味いのだが、食欲が無い……。
食後にテーブルにおかれた、包帯のような紙ナプキンが印象的だった。
2:25pm
シガツェのホテルに着く。
標高約3800m。またすこし登った。
3:00pm
ホテルでひとやすみした後、タルシンポ寺観光。
寺の部屋の中は写真撮影禁止なので、ここでは割愛する。
お金を払えば、撮影できるのだが、仏教徒の方の邪魔になるだろうと思うので、写真は控えていた。
4:25pm
一通り、仏像などを見た後、
すっかり息が切れてきたので、観光をきりあげる。
4:30pm
ホテルに戻る。
7:00pm
晩飯の予定時間であるが、まったく食欲がなくなってしまっていた。
ホテルを出て、外のお店で、バナナとパンケーキと、ジュースを買って、部屋で食べることにする。
果物の缶詰があればと思ったが、そういうものは無いようだ。
7:20pm
ホテルへ戻る。
このホテルはラサより居心地いい感じ。静かだし。
ラサのホテルは、部屋のコンセントから電気が来ず、デジカメの充電ができなかったのだ。
カシオのエクシリム(EX-S20)が省電力設計だったから、なんとか、1日もったから良かったのだが。
ここのホテルはちゃんと電気が来ており一安心。さっそく充電開始。
ちなみに、ラサのホテルは風呂のお湯も出なかったのだった。
しかし、まだ高山病が尾を引いてるためか、じっとしてると変な汗をかいてくる。だるいし。
バナナを1本食べて、とりあえず風邪薬を飲んで休む。
8:00pm
ガイドさんが、酸素ボンベ(50元)を2本買ってきてくれる。
1缶で15分酸素が吸えるそうな。
くちにセットして、す〜は〜す〜は〜してみるが、劇的に気持ちよくはならない感じ。気休め程度か?
というか、食欲が無い以外は、体調に悪いところはない感じではある。
じっとしてる間は呼吸困難ということは無い。が、だるいのは、やはり酸素不足だからなんだろうなあ。
今夜は、体のほうが高地に慣れてきたか、よく眠れたのだった。
何より、騒音も無く静かで平和な夜だったのがよかったのだった。
<続く>
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