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〜第一日目〜アニマらス村
2007年2月3日
というわけで、”アニマらス村”でタクシーを降りたぼくは、
自動的に役場に向かった。
ぼくには、それしか選択肢は無かった。
アメリカンらしい大袈裟なリアクションの窓口のお嬢さん。
引越しの手続きを済ませて、
村の地図をもらった。
ぼくの家はここらしい。
他の民家は三つ。
チーフ・キューブ・サバンナと、ある。
役場を後にして、村を散策。
西端には滝があった。
北には、なにやら門が。
衛兵らしき犬に睨まれる。
言葉がわかんないけど、「異常なしであります!」とか言ってるのかな?
外人にしては腰が低い。
東端には、立派な建物が。
博物館のようだ。
ふくろうが居眠りしてる。
あ、どうもハジメマシテ……。
博物館というが、展示品は何も無い……。
2階には天文台があるらしい。
かわいらしいふくろうのセレステと挨拶。
地下には喫茶店があるらしい。
”−とまり木−”
なんか、日本のハトのほうが声が渋いような……。
いまのぼくには、一杯のコーヒーを飲むお金さえありません。
博物館を出て村を散策すると、
この村にはチェリーの木があることを発見。
そして、地面にはあやしい亀裂が。
う〜ん、掘り返したい。
チーフの家を見つけたので寄ってみる。
チーフは、えらく威勢のいいオオカミだった。
気安く声かけたら、怒られそうだ。
でも、部屋に流れる音楽の趣味は良いかんじ。
川のほとりでキューブと名乗るペンギンと出会った。
散歩が趣味らしい。
ジョウロを持ったシマウマと出会った。
サバンナという彼女はとても親切そうだった。
村のあちこちには立て札があって、なにやらそそることが書いてある。
村で、たった2軒の店。
「Nook's Cranny」の店主は出かけてるらしい。
隣の「Able Sisters」は衣料品店。
お金が無いので、見てるだけ。
そうこうしてるうちに、
もう日が暮れてきた。
早く一休みしたい。
あれが、ぼくの家らしい。
家……というか、小屋というか……。
家財道具は、ダンボール・ロウソク・ラジカセのみ。
2階には、そなえつけの電話とベッド。
とりあえず、もう寝ようと思うのだ。
だが、まだ寝てる場合じゃないような気がするらしい。
家を出ると、どこからか、声がした!
そこに現れたのは前掛けをしたタヌキのトムきち。
ぼくが、この豪邸を注文したことになってるらしい。
勝手に話をすすめるトムきち。
この村で商売してるトムきちは、
越してきたぼくのために、
勝手に家を建ててくれたらしい。
でもって、家の代金の、
19800 Bells を払えと言ってきた。
払えないなら仕事を教えるから、
トムきちの店でバイトしろという。
そういうわけで、あとで店に来いとか言ってますか?
言うだけ言って、トムきちは去っていった。
慣れない英会話にどっぷり疲れの出たぼくは、
トムきちのバイトの件は後回しにして、
今日は、ここまでで眠ることにしたのだった。
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